Stage20 ミラーボール遺跡へ!ミュージックプリズムに力を!(2)
「 「アイドルシンデレラ・オン・ステージ!」 」
マイクから放たれた光が、ここなとゆきねを包み込む。
ここなの体は青い光、ゆきねの体は白い光に包まれた状態となった。
「 「レッツドレスアップ! 軽やかなシューズ!」 」
こう唱えると、ここなにブーツ、ゆきねにパンプスが装着される。
「 「華やかなドレス! きらびやかなアクセ!」 」
ステップを踏んでいるここなとゆきねに、衣装やアクセサリーが装着されていく。
「 「つややかなヘアー!」 」
そしてここなの青色の短いポニーテールが、水色の長いものに変化する。ゆきねの銀色の髪は、白いロングヘアーとなる。
変化が完了し、ターンをする。
「きらめく大海原! アイデレラ・オーシャン!」
「きらめくダイヤモンドダスト! アイデレラ・スノー!」
オーシャンとスノーが名乗った。
「ミュー!」
ミュアンが鳴き声を上げると、首輪についているミュージックプリズムの飾りが光る。
光の中で、ミュアンは人間の姿になっていく。そして体が、黄色い光に包まれた状態となった。
「レッツドレスアップ! 軽やかなシューズ!」
こう唱えると、ミュアンにパンプスが装着される。
「華やかなドレス! きらびやかなアクセ!」
ステップを踏んでいるミュアンに、衣装やアクセサリーが装着されていく。
「つややかなヘアー!」
そしてミュアンの髪が、金髪のロングヘアーに変化する。
変化が完了し、ターンをすると、ミュアンはこう言う。
「きらめく可愛さ! アイデレラ・キューティー!」
キューティーが名乗ると、作られたステージの上に、オーシャンたちが姿を現す。
「悲しみを!」
「幸せの歌に変える!」
「みんなに届け!」
スノー、オーシャン、キューティーの順にセリフを放つと、ユニット名を名乗る。
「 「私たち、I♡DERELLA!」 」
そして曲が流れ始める。オーシャンがセンターに立っている。
「懐かしいね~初めての出会い~」
「それは奇跡なんだよ~」
「あなたとぶつかった~あの日~」
ミューグダムに住む動物たちが、サイリウムを振り始める。
「そんなあなたが~身近な存在だと気づいて~」
「隣の席で話しかけてくれた~」
「分からないところ~教えてくれた~」
オーシャンたちの歌声に、天井のミラーボールがわずかに光り始める。
「 「この出会いは~必然なんだ~」 」
「あなたを助けてくれる人とは~必ず出会うんだ~」
「あなたは~素敵なところを持っているから~」
歌い切ると、ミラーボールに変化が起こる。まぶしく光ったと思うと、オーシャンたちの立つステージに向かって移動し始めた。
「ミラーボールが……!」
ミラーボールは、ステージの天井にくっつくと、オーシャンたちの足元を虹色に照らし始める。そして、アイデレラの歌声と、住民のサイリウムによって、ミラーボールから、ミュージックプリズムが出現する。
「ミュージックプリズムだ……!」
「でもいつもより大きい……!」
プリズムは、オーシャンの手に収まりきらないくらいの大きさとなっている。ゆっくりと落ちてくる。三人でプリズムを持つ。力が付与された三人は、怪物を浄化する魔法を使う。
「 「アイデレラ・レインボー・ミュージカル!」 」
三人は、手から虹色の五線譜と音符を放った。それが怪物にぶつかると、怪物は虹色の光に包まれていく。そして姿が消滅する。
「これがミラーボールと三人の力……」
トーンは、小さく拍手をする。オーシャン、スノー、キューティーは、ステージの天井にあるミラーボールを見つめる。
「三人でユニットを組めてよかった」
とキューティーは笑顔だ。
「トーンと出会わなかったら、私はアイデレラになれなかった。それにずっといじめられていたと思う」
オーシャンはそう言って、スノー、キューティーと抱き合う。
「ありがとう、オーシャン。そう言ってくれて。これでアイデレラはもっと強くなった。ミラーボールは、これからも力になってくれるから」
トーンは、オーシャンを見て言った。
観客席からは、オーシャンたちに対する温かい拍手がずっと聞こえてくるのだった。




