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キメラ再来

南ギルドにて……

「皆様、お集まり頂き、誠にありがとうござあます。今回皆様に集まっていただいたのは、討伐依頼をしたいからです。今から詳細を説明します。」

部屋はそこまで広くない。ここにいる冒険者は…ざっと30くらいだろうか。この街の人口からして、冒険者はもっと居そうだが、魔王が絡んでたと言っても、元から治安が悪いため、招集やな応じない者がいてもおかしくないだろう。

「お手元の資料をご覧下さい。」

アタラは目の前に置いてある資料を一ページめくった。そのには大きく黒い文字でこう書かれてあった。

「キメラ討伐依頼」

キメラはなんか動物がいっぱい集まってるイメージがあるが、この世界でもあまり変わらない。獅子の体に羊の頭、蛇のしっぽを持つ獣。これに付け加えて、魔法まで使うから厄介だ。

すると、1人の冒険者が手を挙げた。

「すいません、質問なんですが、キメラは全世紀、勇者プラーナとその一行により討伐されたはずです。なぜ今になって現れたのですか?」

「すいませんが、それはまだ分かっていません。ですが、以前追い込まれていることには変わりません。皆様、お願いします。どうかお力を。」

「分かった。私は参加する」

誰も動かない冒険者の中、たった1人で動いた女がいた。タサだった。

「いいよね、アタラ。」

こっちに振ってきた。まぁ、私はいいけど。

「うん、いいよ。」

「よし、じゃあ私たちは参加で。」

その後、タサが動いたことにより、何人かは参加を決めた。

「あのー、質問なんですが、何故キメラがいるとわかったのですか?」

キメラがいると言われても、証拠がない限り信用出来ない。昔討伐依頼と称し、冒険者を大量虐殺した魔族もいた。ギルドを信用していない訳では無いが、一応気をつけたい。そういう思いでアタラは質問した。

「具体的な証拠はありませんが、最近洞窟への討伐依頼が増えており、調査したとろ、ギルドメンバーがキメラらしき生物を発見しました。」

「なるほど。分かりました。私たちはその洞窟に向かえばいいのですね。」

「はい。皆様、よろしくお願いしまさす。」


「この先にキメラが…」

アタラ達は3人で行動していた。ギルドを出た時、ソロなので一緒に行って良いかと言われ、同行することになった。彼女の名は、コエン。C級の冒険者で、魔法使いとのことだ。得意魔法はないらしく、基本全属性を使いこなせる、オールラウンダーだ。

「アタラさんは、緊張しないんですか?」

「うーん…緊張しないわけではないけど、まぁ、ドラゴンとかとも戦ってるし。」

「え!?ドラゴンと!?」

「うん。」

そんな会話をしながらアタラ達はキメラの元へ向かった。

次回「キメラ討伐開始」

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