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「アタラ、どうしたら倒せるの?」

「わかんない。…」

すると、男の体が光り始めた。

「次は何!?」

男の右手に光る球が作られた。

「アタラ、あれ何?」

私は相手の魔力の流れを見る。そして気づいた。

「やばい!あれ、爆弾だ!」

以上な速度で上がっていく魔力質量。直撃したら死ぬ。そう言うことはわかった。私は空を飛んで避けられるが、タサはそうはいかない。

「仕方ない!」

アタラはゆっくりと呼吸を整え、魔力を解放していく。限界まで練り上げられた魔力。到底人間に辿り着けるものではない。

「マジックキャンセル」

※マジックキャンセルとは、効果範囲内の魔法を使用禁止にするもの。

男の高まっていた魔力量が収まっていく。そして、一瞬だけ見えた。ほんの一瞬その男の魔力が揺らいだ。

「!!」

「どうしたのアタラ。」

「わかった。こいつの倒し方。」

「え?」

「ついてきて!」

私は走り出す。もちろんあの男も追ってくる。

「あいつからは逃げられないよ!」

「うん、わかってる。あいつから逃げてるんじゃない。視界から外れてるんだ。」

「視界?」

私たちは休むことなく走り続けた。そして…

「見つけた。」

アタラは一気に振り返り、その勢いのまま魔法を唱えた。

「フォルティード」

初歩の魔法。一般攻撃魔法的な感じだ。アタラから放たれた魔法は男に当たることなく男の上空を飛び、少し先の壁にぶつかった。

「グハッ!」

壁から男が現れた。

「!!」

「どう言うこと?」

タサが質問してきた。まぁ、流石に説明不足だったな。

「えーっと、簡単に言うと、あの男は操られてたんだよね。だから、操ってるやつの視覚外に出た。ってこと。」

「視覚の外に出る必要あった?」

「うん、姿を隠すのがうまくて、見つからなかったからね。視覚外に出たら、追ってくるでしょ?」

「確かに。」

敵は私たちを追って動いたところをアタラに打たれたと言うわけだ。通りで攻撃が効かないわけだ。体の周りを高魔力で囲ってやがる。

「このまま続いてたら、危なかったな。」

次回、魔王君臨!

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