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さっきの男リベンジ

「おいおい、またかよ。もう辞めといた方がいいぜ。」

男はずっとこちらを凝視している。引く気はない様なので仕方ない。

「うっ」

先ほどタサが男に使った四肢をピンポイントで攻撃する能力、アサシンのスキルの一つ「四肢滅界」は、ある程度の敵ならほぼ聞く。唯一聞かないとしたら、そうゆう能力持ちか、体格差がありすぎるかだ。男はこの条件をどちらも満たしていない。と言うことがさっきの一撃で分かった。だが…

「!!」

「…タサの攻撃が効いていない!?」

「こいつは耐性がなかったはずじゃ…」

目の前の男は、耐性がない中「四肢滅界」を受けてなお立っていた。

「タサ、二人で行こう!」

「あぁ、分かった!」

タサは男めがけて走りだす。私はそれを合図に魔法念唱を始めた。基本的に魔法は、唱える念唱時間が長いほど強い魔法になる。

「はっ!」

タサの短剣が男に牙を向く。短剣は男に襲いかかり、男の体に触れた途端、止まった。押してもこれ以上進む方はない、今まであった中で1番硬い皮膚だった。

「うそっ!」

すると、男が反撃に出た。男の腕は不自然な動きをしながら体の後ろで構えられる。男は左足で踏み込み、右手で殴りかかってきた。とっさの判断だった。私は無意識に飛んでくる拳を避けられないと判断し、剣を構えた。私は顔の前に剣を構える。しかし、

パリンッ

「!!」

男の拳は剣を突き破り、タサの顔に思いっきりグーパンを入れた。

「グハッ」

それでも男は近づいてくる。しかし、ここで男の反撃が終わる。タサはそう確信した。

「デス・ペイン」

ほぼ即死魔法。精霊と召喚生物以外はほぼ例外なく消滅する魔法。あの男も死んだ。そう思っていた。この「デス・ペイン」には、二つ弱点がある。一つ目は、念唱に時間がかかること。二つ目は、対象の2メートル以内に入らなければならない。

「ごめんタサ、遅くなった。怪我大丈夫?」

「うん、大丈夫じゃないよ」

「それは良かっ…えっ!?」

「信じられない!かよわい女子にこんなことして!」

「?…かよわい…?」

「ん?なんか言った?」

「いや、何も。」

「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

「「何!?」」

男は手を使わず足から順に起き上がった。まるで誰かに起こされている様に。

「くそっ、不死身かよ!」

私とタサはバックステップで男から距離を取った。

「どうすりゃいいんだよ!」

再び起き上がるカツアゲ冒険者。果たしてカツアゲ冒険者を倒すことはできるのか。次回、乞うご期待!

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