君宛ての小瓶
君に宛てた手紙
便箋にペンを走らせる
元気かなって
楽しんでいるかなって
色々考えながら
小瓶に丸めた便箋を入れて
暗い夜の海に流した
君に届くわけがないけれど
誰かの手に渡るのかな
雨に打たれて
風に吹かれて
海の底に沈んだとしても
あの紙に書いたことは
嘘ではないからさ
君に宛てた手紙
旅をする小瓶を浮かべ
元気なことを
幸せなことを
願ったりしながら
小瓶は誰かの手に渡るのかな
それとも眠りにつくのかな
君に届くなら目に触れるなら
嬉しくて恥ずかしいかもね