大義名分、相手は死ぬ!
大義名分、相手は死ぬ!
ピオニー姉さんにこの開拓村へ来てもらうには、無線で連絡しなければならない!
更には、ダニー男爵を排除するにはヘンリー公爵とフレイアさんが話し合う必要がある。
「どうして二人乗りなのでしょう?
わたくし、一人でももう大丈夫ですわよ!」
「明日には、ピオニー姉さんとヘンリー公爵が会談する予定です。
その時にヘンリー公爵とフレイアさんにダニー男爵の話をしてもらう為に無線機の使用法を説明して置こうと思いまして!」
「・・・エプタの秘伝・・・ですか?」
「たぶんこれから、開拓地やエプタ子爵領とロキ公爵領が共闘するには必要になると思いますから、では上空に上がります」
そう言って離陸し、上空2000メートルまで上昇する。
上空でパラグライダーを安定させ領都の方角に向き、無線機をセッティングする。
「機械の説明は地上で行いましょう、今は機械の性能を実感して貰います」
「ザザ、ザザッ」
「おチビ、聞こえるか?」
「ナー姉さん、聞こえますよ、そろそろ時間ですね」
「ザザ、ザザッ」
「私、ピオニーさん、今領都の門の前にいるの」
「「・・・」」
「何故返事が無いのですか?」
「ピオニー姉さん、ヘンリー公爵との会談の際に、ヘンリー公爵へ無線機を一セット預けて欲しいのですが?」
「私のボケはスルーですか?
一応は、一セット必要かと準備していた、会談の際に渡します」
「あとですね、この開拓、クズ王妃ごり押しで無能配下の搾取目的の詐欺政策だったみたいなのよね!
失敗して、ヘンリー公爵に開拓地ごと返還して丸投げにしているにも関わらず、無能配下がいまだに居座り搾取を続けている現状があるそうです。
詳しい話は開拓村にいる村長のアブドラさんに聞いて下さい!」
「確かダニー男爵でしたか?
名は体を表すといいますが、人の生き血を吸っていますね!
ビオレータから話を聞いたときに一通り調査して思いましたが、あのクズ一派、何れだけ国を傾けているのやら、百害有って一利無しのゴミですね!」
そのあとピオニー姉さんと細かい話を詰めて、交信を終えた!
暫く空中散歩を楽しみながら、シルフィーさんとフレイアさんが会話を続けて馴れて貰った。
「明日、フレイアさんからヘンリー公爵に話をして貰って、ダニー男爵の排除が決まれば、徹底的に駆逐します」
「何か物騒に聞こえるのは、わたくしの気のせいでしょうか?」
「そんな大した事はありません、ダニー男爵邸は開拓の邪魔なので纏めて更地にするだけです!」
「ちょっと、待ってくださいまし、初めは退去勧告からですからね!
ナーシサスさんも妹を止めて下さい!」
「エプタ子爵領で王妃派の一番の被害者はビオレータかピオニーだ、その二人が組んだのなら、もう止められん!
しかも、エプタ子爵姉妹で最強のコンビだ、大義名分さえ与えれば相手は死ぬ!」
「あわわわわ、私、何もきこえな~い」
ナー姉さんに制止を促すフレイアさん、全てを諦めて聞かなかった事にするシルフィーさん!
ダニー男爵の末路は決定的であった。




