ラグナロクの前兆?
ラグナロクの前兆?
「そもそもの始まりは八年前くらいになりますか? レイネの森で異変が起こったと言うことで、当時すでにエルフ最強の戦士であった親友のヤオが呼び戻されました。
ヤオの話では、森に着いて直ぐに精霊王に謁見したそうです。
精霊王の話とは、ムスペルヘイムにて、焔を纏う剣を持った者が暴れ回ったそうで、大きな被害を出す前に取り押さえたそうです。」
「少し良いですか?
それは、ラグナロクの始まりを意味するものなのですか?」
「ビオレータさんも、既に読んでいるのですか?
読んでいるならば分かると思いますが、断言が出来ないですよね?」
「どういう事なのでしょう?
図書館には、ラグナロクの始まりが記述された物が有るのでしょうか?」
「フレイアさん、御座います、が、しかし、始まりの現象がいくつか存在します。
それに、先程話した現象ですと、焼き尽くすとあり、街の一部を延焼でくい止めた今回は?
と、なるのです」
「だからヤオ姉さんは、その痕跡を探る為に旅に出ているのですか?」
「シルフィーさんは・・・、ヤオの妹ですか?
ヤオは末娘だと聞いていましたが?」
「姪になります。
ヤオ姉さんは、剣の師であり、憧れです。」
「そうですか・・・、ヤオは学園に戻り、私とナーシサスにラグナロクに備える様に伝えて旅に出ました。
私は学園の外に出られないので若者の育成を、ナーシサスは騎士・戦士の強化と各地の確認をしながら、回避の方向で動いています!」
「カタリーヌ先生は、私達にその協力を頼まれているのですね?」
「やります! ヤオ姉さんの手伝いに少しでもなるのなら」
「私にできるのは、図書館の知識の提供と、ナー姉さんの支援・・・ですかね?
騎士や戦士の強化に費用は必須です、無い袖は降れませんからね!」
「わたくしは・・・、保留です。
攻撃魔法は得意では有りませんし、知識もありませんし、足手纏いにならないと核心出来た時に判断させて下さいまし!」
「一応は、三人とも協力の意思は多少なりとも有るという事で宜しいですか?」
「「「はい!」」」
「では、この実験室は使用許可を継続で押さえて置きます、定期的に会合を開きましょう!
名目は・・・」
「フレイアさんの杖を作成する為では許可は下りませんか?
精霊が素材を媒介にした事に関する研究という事で?」
「可能ですね、研究リーダーはフレイアさんで申請して置きます」
話が一段落つくと、気が緩んだのかカタリーヌ先生は息を吐く。
「ふぅ、あなた達の了承が得られて良かったわ!
特にビオレータさん、ナーシサスが何時も楽しそうに話していたのよ、『うちのチビは出来が良い、脳筋で貧乏な子爵家では使いこなせない』って楽しそうに話すの、名前を聞いたら会えば分かると教えてくれなかったわ!」
「ナー姉さん、いまだに、私の事を『チビ』って呼ぶんですよ!
しかも、その話し方では私が自重を知らない見たいじゃないですか!」
「「「へっ?」」」
「私は普通の子爵令嬢です!」
「普通の子爵令嬢は、5才で図書館に案内されません」
「実習場の破壊とか・・・」




