第一章 異世界転生
「ふぅ……」
リビングでご飯を食べて話を聞いた俺は、もともといた部屋へと戻ってきていた。
聞いた話はとても興味深く有意義な話だった。
まずは、1からせいりしてみようか……
最初に教えてもらったのは、国の話だった。
今いる場所は、国の端にあるとはいえ一応ここはエルフ、ドワーフ、獣人などの亜人からサキュバス、吸血鬼、魔人などの魔族、それにもちろん人族が住んでいる多種族国家クリアローズ王国というらしい。
ちなみに今いる場所の名前は深淵の森というらしい。
次に教えてもらったのは、俺の種族のことだ。
俺の種族は、ロキが面白半分で決めたのか真面目に決めたのかは定かではないが、天魔族というものらしい。俺は最初何だこの矛盾した種族は?と思ったが、その疑問はすぐに解決された。
どうやらこの種族、相対性混合種という滅多にいない希少種族らしい。
この天魔族は、才能に最も優れ、魔力が豊富、翼が生えるなど様々な才能を持つことまできるらしい。
ちなみに俺の才能は明日からの修行で明かされることになったいるらしい。
最後に教えてもらったのは、ステータスについてだ。
俺はもう教えてもらったと言ったのだが、どうも説明不足だったようでさらに追加の使い方を教えてもらった。
ステータスとはイメージによっては、いろいろなことを見ることができるらしい。
例えば自身の能力値、才能(今の俺では才能までは見えないらしい)などがあげられる。
まぁこういうのは、やってみてから考えるのが一番いいな。
「ステータス」
●○●○●○●○●○●○
ゼロ
(10)
天魔族
筋力 C
魔力 A
霊力 A
気力 D
魂源
雷支配 ■■■■■
重力支配 ■■■■
神器
《カグツチ》
称号
《転生者》《生命神のお気に入り》《神獣の友人》
《創造神の加護》《■■■■■の主》
○●○●○●○●○●○●
ふむ……この■■■■■と■■■■はまだおれのちからでは見えないってところか
それにしても霊力と気力ってなんだ?
魔力と霊力って同じじゃないのか?
まぁいいか 明日聞けばいいし
それにしてもこの眼についてのステータスもないな
これも実力不足ってことか?
俺よわすぎだろ………
勝手に落ち込んでいると、ふと時間が結構過ぎていることに気がついた。
そろそろ寝るかな……明日からは修行だし
ベッドに寝て目を閉じると、思考は闇に沈んでいった。
───────────────────────
「…………ん………ロ………ん……ゼロさん!」
ん……うん?………
何か目の前に天使がいるような……
「何か目の前に天使がいるような……」
「誰が天使ですか、誰が!! はぁ……全くもう
早く起きてください、朝ご飯……できてますよ」
リルさんに起こされた俺は、寝ぼけながら着替えた。にしても寝起きに見る美少女っていいもんだなぁ今度からもうリルさんにずっと起こしてもらおうかな
と、本気で思うゼロであった。
◇◇◇
朝ご飯を食べ終わった俺は、今までいた小屋の中から外に出て来ていた。それはなぜかというと………
「修行だ〜〜〜!」
「お主元気じゃのう……」
呆れながらに言ったゼリウスに俺は、目を爛々と輝かせ言い返した。
「だって魔法だぜ?闘いだぜ?殺り合いだぜ?くぅ〜〜やっぱ戦闘は最高だぜ!」
「ゼロさん……今とってもサイコパスっぽいですよ?」
リルさんに言われ、はっ!と気づくゼロ
苦笑いをしていたその時の美少女の顔はもう一生忘れることはないと密かに思うゼロであった。
「さて…やっと始めることができるのぅ」
「あはは………」
少し呆れたような声で言うゼリウス。
「はぁ……まぁよい では始めるかのぅ
まずは魔力の感知からじゃ 適当に座って目を閉じ、集中してみなさい」
ゼリウスに言われたとおりに集中する俺。しかし、なかなか感じることができない。するとゼリウスが1つアドバイスをくれた。
「魔力を探そうとするなそれはついでまずは体の」