表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君と共に・・・  作者: 秋元智也
4/17

旅立ちと真実

寛貴は拓実を連れて村を出ることを決意。そして、黒死蝶の実体とは、、、

朝起きると拓実の姿が見あたらなかった。

俺の慌てようといったらなかっただろう。

服を着るのもそのままに外に飛び出したのだから、、、

勝手口のドアを開けたところで拓実と鉢合わせた。

「寛貴、おは・・・っっ」

「ああ、おはよう」

なぜか拓実の肩はプルプルと震えている。

首をかしげた瞬間に鳩尾にボディーブローをかまされた。

「朝から変なもんおっ立ててんじゃねーーーー」

痛いんだけど、、、まぁ、本気のパンチじゃないのがわかるだけに脈ありだよね。

勝手に理解した振りをして着替えを取りに戻った。


食事の時もまだ「ムスッ」っとしているので早く機嫌をなおして貰わなきゃ。

「あれ?この間、米って無くなりそうだったよね?」

「あぁ、誰かさんが村の連中を血祭りに上げたせいで隣町まで買いにいくはめになったけどな」

「えーそれって俺のせい?」

ギロっと睨まれるが、それはそれ。にっこりと笑って誤魔化す。

「拓実にあーんな事や、こーんな事した連中を生かしておく必要なんてないっしょ?」

「なっ、、、何を考えてやがるんだ!」

「拓実の事❤あれから何回もいいことしたなぁ~とか?」

「お前がしつこいからだろ?」

「えーなに?嫌だったの?ちょっとショックだなぁ~」

意地悪く聞いてみる。もちろん、可愛い子ぶるのも忘れずに。

「ひ、卑怯だーーーーーー」

山にこだました声は遠くの方へと響いていった。


山を降りて今は二人きり。もちろんデート。

っという訳ではない。村人の死体を燃やすためだ。

そのままでも良かったのだが、拓実がそれを許さなかった。

そういう訳で中央の広場に集めると火を付けた。

「黒死病は黒い蝶が人の体の中に入り込んで発症する」

「病気じゃないの?」

「違う。あれは、取りつかれてるんだ。体の中に入り込んだのもは内臓を食べ始める。すると皮膚が黒くなり始め徐々に爛れてくる。」

「あれ?って事は、俺って食べられてた?」

拓実はふるふると首を横に振った。

「まだ筋肉組織を少し蝕んだ程度だから人の治癒力で治る。内臓までいっていたらもう取り返しがつかない。」

そっと拓実の肩を抱くと額に唇づけた。

「ありがとう。俺の命は拓実の物だよ」

「なーに言ってやがる。俺は、、、寛貴が来なかったら殺されてたんだぞ」

「うん。でも、俺は拓実なしじゃ生きられないかも?」

「/////」

「ここからでて他で暮らさない?二人で?」

「そうだな、それもいいかもな。それに、、、」

「それに?」

「蝶の本体も見つけねーとだな。寛貴を食べようとした報いも受けてもらわねーとだし。」

「わーぉ。俺ってば愛されちゃってる?」

「ばーか。勝手に言ってろ!」

照れると顔を背ける癖が付いた。しかし、横からはしっかり耳まで赤くなってるので分かりやすい。

「で?本体ってどんな感じだったりする?」

「植物だって言ってた。でも、むやみに近づくと食われるって」

「植物なのに?」

「仕方ないだろ?見たことねーんだもん。ただ火に弱いから燃やしちまえばいいって訳だけど、下手に近づくと液体飛ばしてくるって、ぜってー触るなって言ってたからヤバイもんじゃねーの?」

「でも、蝶も厄介だよね?」

「いや~それは何とかなるかな・・・」

「・・・」

気まずそうに視線をずらすと真っ赤な顔してその先を言い渋る。

まさか、、、そういうこと?

「拓実とのセックスって関係あるってこと?」

「!!・・・っっはっきりゆうな」

「やっぱり~」

「母さんもそうだったから、そうじゃないかなって。まぁ、寛貴には蝶は取り付けないってこと。あと、もしかしたらだけど、本体の植物の区別も出来るかも?」

「どうゆうこと?」

「本体は植物って言ったけど、そこに根を張ってる訳じゃなくて、異動するみたいなんだ。普通の人間にはただの綺麗な花にしか見えないって。でも、俺らが見ると黒いオーラを放つ気色悪い物体にしか見えないっていってたから。擬態でもしてるのかな?って思って」

おおっとなんということだ。って事は俺らしか退治できないって事かぁ~

・・・って、待てよ。って事は依頼を受けてから解決した方がいいんじゃないか?

「まずは、大きな街にいこう。それから多くの情報を得てからのが探し回らなくていいんじゃない?」

「確かに・・・さすが寛貴。これで最後っと」

最後の死体を焼き終えると一旦家に戻った。

数日かけて支度と情報の整理をして分かった事は黒死蝶がどこから来たかだった。

東の二つの村が壊滅したという話は聞いている。

それ以外には海沿いの集落も被害を受けていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ