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君と共に・・・  作者: 秋元智也
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人ならざる少年

拓実を助けた寛貴はある日真っ黒な蝶に出会う。その日の夜、拓実と話をしているといきなり彼が・・・

寛貴は毎日拓実に話しかけた。

どんな事でもいい、恨み言だって構わない。

ただ、声が聞きたい、自分を見て欲しい。

そんな日々が続いていた矢先の事である。

森で一匹の黒い蝶がヒラヒラと飛んでいたのを見かけた。

なぜか気になって見つめているといきなり霧がかかって回りを包み込んだと思うと次の瞬間には、晴れて何もかもが夢のようになくなっていた。

一体なんだったのだろう?

白昼夢?疲れてるのかな・・・


少しづつだが話しかけると返事もしてくれるようになってきた。

たまに体に触れるとビクッと反応を見せるが順調に回復して行った。

「この森って黒い蝶ってよく見かけるの?」

「黒い蝶?」

「あぁ、さっき見かけたと思ったらいきなり周りが暗くなってさ、まるで気のせいみたく直ぐに元に戻っててね。おかしなこともあるもんだなぁって」

拓実がじっと見てくるので少し照れると頬を手で包み込んだ。

「なんともないのか?」

「ん?」

「脱げよ。」

「まだ昼間なんだけど?まぁ、俺は構わないけど・・・」

「なっ//////勘違いするな!」

顔を真っ赤にしながら反論してきた。いつ見ても飽きないなぁ。

じれったかったのか俺の服に手をかけた。

「・・・・・・❗ ❗」

「どうかしたの?」

「あのさ~寛貴って男も抱こうと思う?」

「いきなりだね、誘ってる?。」

「そういう訳じゃ・・・」

「そうだね。女も抱くよ。でも、今はそれ以上に拓実を抱きたいかな」

「なっ!」

余りに驚いた顔を見せるので、

なーんてね。驚いた?って繋げるつもりだったんだけど、いきなり拓実柔らかい唇が言葉を飲み込ませた。貪るような口付けに段々と理性が外れていくのを感じた。

「ちょっと待ったなんて言わせないから」

「言わねぇ~よ。命が欲しかったら抱けよ」

「わぁお。なんて素敵な殺し文句、後悔しても知らないよ」

俺はなぜいきなりキスしてきたのかを深く考えもせずに拓実を押し倒していた。

何度も角度を変えては拓実を貪った。服に手をかけても一切の抵抗もしなかった。

欲望のまま穿った。もう止まらない。自分がこんなに飢えていたなんて始めて思いを知らされた。

気づくと無我夢中で貪っていた。拓実は途中から意識を手放してぐったりとしていた。

そこで始めて気づいたのだ腰の辺りから太ももにかけて黒い斑点ができていることに・・・

するとどうだろう、少しずつ薄くなっていく。

いや、違う。黒い斑点だったものはまるで蜘蛛の子を散らすようにちりじりに動き出して消えていったのだった。

これは痣じゃないのか?

っとすると拓実はこの事を知っていたって事か?

ずっと山に籠ってたのに?

まるで違和感だらけだった。

自分に黒死病の痣が出来ていた事も、それが消えていく瞬間もあり得ない光景だった。

ただ、これは現実であることだけは理解した。

そして、いまだ腕の中で眠っている少年は何かを知っているだろうことも。

一旦頭を冷やそうと外へ出た。

井戸から水を汲み上げ水浴びをした。

冷たい水が心地よかった。

桶に水を汲むと部屋に戻った。

眠っている拓実の側へいくと体を浄めた。

「んっっ・・・!」

微かに声が漏れてうっすらと意識を取り戻すと、さっきまでの事を思い出したのか真っ赤になって布団に潜ってしまった。俺はそんな拓実が可愛いと感じてしまった。

「うううっっ・・・さっきまでの事は忘れろっっ////」

「なんで?」

「絶対、思い出すな❗」

「忘れるわけないじゃない。あんなに積極的に誘ってくれたんだし?」

「/////」

まるで猫のように威嚇する拓実の姿が微笑ましく思える。

いとおしい、そんな感覚が胸に染み込んでいくのを感じるとどうしてもぬくもりを欲してしまう。

威嚇する拓実を宥めると抱き寄せた。

「なっ・・・ちょっ・・・」

「何もしないよ」

抱き寄せられて慌ててもがくが諦めておとなしくなった。

でも耳まで真っ赤にしてそっぽを向いてしまった。

「あれ?抱きついてくれてもいいよ~」

「調子にのるな!」

「残念、、、でもこれっきりって事はないよね?」

拓実はじっと睨むと目を伏せた。

うん。睨まれてても興奮するなんて言ったら怒るんだろうなぁ~

でも、その瞳に見つめられるのは嫌じゃないんだよね。

黒く見えるけど光が差すと綺麗な紫になる?ってあれ?

「拓実、ちょっと顔上げて‼」

「ん?なんだよ!」

「やっぱりだ。瞳の色が金色になってる。」

さっきまでは紫暗だったのに・・・違う。拓実が誘って来た時からだ。

その瞳に引き寄せられるように理性を失っていったんだ。

そうでなければ軽口をたたいて誤魔化していたはずなのに。

拓実を傷付けたくない。汚したくもなかったはずなのに、抗えなかった。

「すぐに戻る。母さんもそうだったから・・・」

呟くと布団に丸まってしまった。

今日は聞くのは諦めた方が良さそうなのでそのままごろんと転がった。

ここには邪魔するものは誰もいない。

下の村にもどこにもいないのだ。

ゆっくりと聞き出せばいい。

こんなに居心地がいいと思える場所を二度と手放したりしない。

誰にも侵さしたりしないと心に誓った。

拓実の秘密も、拓実さえも俺のモノにしようと心に決めた。

決して俺がいないと生けていけないぐらい依存させようと、、、

もう、自分がそうであるように。










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