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タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.03 親睦会で僕たちは別れる
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2-7.親睦会で僕たちは別れる


緊張の手汗が止まらない僕は、トイレに行き、丁寧に丁寧に手を洗う。

こうしてトイレを出るうちに、ローラースケート対決の勝敗は決まっていた。


なんと、僕の所属チームが優勝!かつトウマのチームが3位にも入っていなかったのだ。


そうなると、最終種目のフットサルを残して、トウマチームとの点差は2点。


これはつまり、僕のチームが優勝し、トウマのチームが4位か5位である必要がある。トウマはイケイケサッカー部なのだ。勝てるはずがない。



と、僕が色々考えているうちに、なんとフットサルコートには僕たちのチームとトウマのチームが向かい合っていた。


なんと、初戦でぶつかる事になったのだ!


そこから僕は、何がなんだか分からないうちに負けていた。




負けが確定したのだ。




そうか。



僕は色んなことを考えていた。

勝ち進むトウマチームの試合を観ながら、考えていた。



そもそも、女の子を巡っての勝負で、僕に勝ち目なんて無かったのだ。


トウマはイケイケスポーツマン。僕はカードゲーム大好きマン。


僕が女の子でも、トウマを選ぶ。



これが現実なんだ。



別に僕は僕を嫌いじゃない。でも、恋愛においては劣っているわけだから、そもそもでしゃばるなんて事はしちゃいけないんだ。


七星に出会い、ラブアシストを使い、高嶺さんとお近づきになり、七星と嘘の付き合いをしたり、八巻さんのパンツを見たりもした。


これで充分なんだ。


充分な学生生活を謳歌している。




「おい」




トウマが話しかけて来た。

気がつくと、表彰式が終わっていた。


結局、トウマのチームが優勝したのだ。



「約束、覚えてるよな?」

「う、うん」



そうだ。

当初は七星と喧嘩別れの予定だったけど、トウマのチームが勝ったら、トウマに七星を奪われるのだ。



どちらにしても、親睦会で僕たちは別れる。これは決まっていた、決めていたことだ。



【Chapter.03 親睦会で僕たちは別れる】




「帰り、ちょっと付き合えよな」

「うん」


会話する2人に七星が割って入る。


「トウマ・・・その・・・」

「七星ちゃん、覚えてるよな?約束。今すぐコイツと別れて、俺と付き合ってよ」



少しの沈黙。


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