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タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.01 タイムリープは1日1回5分まで
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3-3.おパンツ容疑


職員室で先生に書類を提出し、帰る。

職員室から玄関口、玄関口から駐輪場まで、八巻さんと歩いた。


駐輪場で八巻さんが語り出す。


「お昼ご飯でも食べて帰る?」


僕は固まる。思考停止。

生まれてはじめて、女子に何らかのお誘いを受けたのである。


それもお食事だとー!?


さらに、先ほどのパンツの件も解消されていないのに、僕に対してお食事の誘い!?


ま、まさか、八巻さん。。。



僕に恋心が!?



いや、考えるには早すぎる。

これは、たぶんイケてる人たちにとって当たり前の事なのだ。



いや、でもでも、パンツの件もあるのだ!



この思考、約2秒。



「そ、そうだなぁー。僕もお腹すいたなー」


僕は打ち解けたと思う人間には、仲良くしたいと思うタイプだ。パンツの件はあるけれど、最近の僕の行動力は凄い。

それに、今日は学生服だ。私服ならダサいと言われるのが怖いし、絶対に行かないだろう。

なにより、お誘いを断るのもそれはそれで辛い。



「それじゃあナルド行こうよ」


ナルドとは有名なハンバーガーショップである。


ふたりで自転車を漕ぎ、ナルドへ向かう。

やはり僕は少し後ろを走る。

後ろを走ると、風で揺れるスカートがひらひらしている。


ヤバイ!またしてもおパンツ容疑をかけられてしまう!


僕は先に行こうにもハンバーガーショップの正確な位置がわからず、並走することにした。


「優しいんだね」

八巻さんが言う。


え?なんのことだろう。

お誘いを受けた事なのかな?


「え?なんで?」



「車道側、走ってくれてるじゃん」



そんな事は気にしていなかったが、僕は褒められて嬉しい。

やはり、八巻さんは僕に恋心を抱いているのかー!?


こうして到着。


ハンバーガーショップ!

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