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タイムリープは1日1回5分まで  作者: 大野春
chapter.06 気付いたんだ
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3-4.器でラブ


僕と加代子さんとトウマ。

今までに無かった不思議な組み合わせの3人で帰り道を進む。


僕とトウマは最近喋るようになったけど、トウマと加代子さんは仲が良いようにも思えない。


この3人は同じ中学校出身。


トウマももちろん、加代子さんの過去は知っている。


「なぁ、カヨコ」トウマが加代子さんを呼び捨てする。

「なに」

「その・・・なんつーか」

珍しくトウマが言葉に詰まっている。そういえばこの前トウマと一緒に帰った時、トウマは加代子さんが可愛いとかなんとか言っていた。

トウマはもしかして・・・加代子さんを?



トウマが深呼吸し、発する。



「その、なんつーか、ごめん!」




え?



「ご、ごめん?」

「中学の時の事。何も出来なかった」


少しの間を置き、加代子さんが口を開く。


「もう、大丈夫だよ」


「そっか。それじゃあ、仲直りって事でさー、アドレス交換しようぜ」



や、やはりそれかトウマーっ!!!




僕はお菓子交換会なのに、トウマはアドレス交換会ですかーっ!

これだからイケイケグループは困るってんだ!僕は呆れていたが、トウマが僕と同じ痛みを持っていたことに、何故か親近感が湧いた。



「トウマは、コスプレ決まったの?」と僕。

「俺は恥ずかしいからさ、サッカーのユニフォーム着るよ」とトウマ。

「なんかズルい」と加代子さん。


3人の会話が成立した。


「お前らどうなんだよ?」

「ボ、僕はまだ決まってない」

「私は割烹着かっぽうぎにしようかな」

「え?何故に?」

「お母さんの着てたやつあるし」

「カヨコ可愛いんだし、ナースとかやれば?」


なぜ簡単にそんな事が言えるのだ、トウマ!

そしてナイスだトウマ!

ただ、ナース服と言っても色々あるぞ。最近は動きやすさ重視のパンツスタイルもあるのだ。僕らが想像するミニスカナースとは違う。色はもちろん白だ!ただ、白と言えども、オペ時に反射するらしいから、白のナース服は少ないらしい。でも白だ!現実は大きな注射器でラブを注入してもらうのだ。いや、今はラブ注入ではない!!



「や、やってみようかな」と加代子さん。




サンキュートウマ!

メイドの高嶺さん、ナースの加代子さん、それじゃあ七星は?

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