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(仮)異世界ライフは突然に  作者: ai-emu
【第1章】竜を殺したらチートになりました
8/67

【第7話】僕の奴隷は元幼馴染!?

◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇

【名前】マイカ

【年齢】120歳【性別】女

【種族】混血族ハーフブリッド人間族ヒューマン+エルフ族)【身分】生涯奴隷

【生涯レベル】LV15【職業レベル】LV3(LV12)

【天啓職業】XXXXX(封印中)【現在の職業】一般奴隷


【奴隷隷属設定】△▽

《所有者》XXXXX

《隷属方法》魔道具『奴隷隷属の首輪』による隷属

《奴隷区分》性処理奴隷(仮)

《奴隷期間》無期限(仮)

《奴隷制約①》称号・加護・天恵技能ギフト種族技能センス固有技能スキル封印(言語理解・環境適応除く)


基礎能力値パーソナルデータ】△▽

《生命力》1,290HP(1,29HP)

《魔力》550MP(55MP)

《防御力》1,200DEF(120DEF)

《筋力》2,300STR(230STR)

《俊敏力》1,200AGI(120AGI)

《器用力》1,000DEX(100DEX)


【称号】△▽

XXXXX(封印中)・XXXXX(封印中)

XXXXX(封印中)・XXXXX(封印中)

販売奴隷(元)・ランエ村の奴隷(元)・盗賊団の販売奴隷(元)・性処理奴隷(仮)


【加護・呪縛】△▽

XXXXX(封印中)・XXXXX(封印中)

転生封印の呪縛・奴隷隷属の呪縛


【属性魔力】△▽

風・火・無


天恵技能ギフト】△▽

XXXXX(封印中)

XXXXX(封印中)

XXXXX(封印中)


種族技能センス】△▽

XXXXX(封印中)


固有技能スキル】△▽

言語理解(LV4)・環境適応(LV5)


料理(封印中)・清掃(封印中)

農作業(封印中)・解体(封印中)・採集(封印中)

薬学知識(封印中)・医学知識(封印中)


XXXXX(封印中)・XXXXX(封印中)

斧術(封印中)・棒術(封印中)・棍術(封印中)・槌術(封印中)


耐性技能レジストスキル】△▽

生活耐性(LV5+1)・物理耐性(LV5)・魔術耐性(LV3)・精神耐性(LV5+1)

病気耐性(LV5+1)・毒耐性(LV5)・細菌耐性(LV5)・痛覚耐性(LV5+1)

◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇=◇


これが、世界樹の魔眼で確認した、僕の奴隷にしてくださいと言ってきた女の子のステータスだ。

身分が『性処理奴隷(仮)』となっていることから、売られた際の扱い方が容易に想像できる。

『XXXXX(封印中)』が多いのは、たぶん『転生封印』と『奴隷隷属の呪縛』の2つの呪縛のせいだろう。

加護・呪縛欄の『転生封印』と『奴隷隷属の呪縛』を鑑定すると、こんな結果が出たので間違いないと思う。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【呪縛名】転生封印の呪縛

【呪縛種別】特殊呪縛

【呪縛習得条件】

唯一無二の世界ロストユニバースに転生してきた時

【呪縛解放条件】

とある人物と邂逅をした時(ただし、何らかの強制呪縛が働いている場合は、その呪縛から解放された時)

【呪縛の効果】

(1)転生者の生前の記憶を封印する

(2)転生特典(転生する際に付与される称号・加護・天恵技能ギフト・各種固有技能スキルの封印。ただし、修練等で呪縛を解除する者もいる。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

【呪縛名】奴隷隷属の呪縛

【呪縛種別】人為的強制呪縛

【呪縛習得条件】

奴隷隷属の首輪を嵌められた時

【呪縛解放条件】

奴隷隷属の首輪が外れた時

【呪縛の効果】

(1)身分が『奴隷』に強制変更され、家名が剥奪される。解放された時点で、身分は『平民』となるが、剥奪された家名は戻らない。

(2)職業の後ろに(奴隷)と記載される。また、新たな職業に就くためには、所有者の承認が必要になる。

(3)『奴隷隷属設定』を、対象の意思に関係なく設定される。設定された内容は命のかかわらない限り強制となる。

(3)基礎能力値パーソナルデータ数値表示パラメーターが1割~9割まで強制的に下落する。所有者の意思で下落率が変更できる。

(4)設定スキルの使用は、スキル毎に所有者の承諾が必要となる。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


閑話休題。


「本当にいいの?今ならば奴隷から解放できるんだよ?たぶん、僕と奴隷契約を結ぶと、本当の意味で生涯奴隷になるんだよ?」

本能的に僕と奴隷契約を結ぶと、奴隷からの解放が二度とできないと分かっている。それは、僕自身が解放するための魔法を行使してもだ。

「かまいません。そうしないといけないと、私の本能が告げている気がします。私をどうか、トモエ様の奴隷にしてくだい。」

彼女は、そういいながら頭を下げた。


ちなみに今、僕とマイカちゃんは、崖の上に展開しているマンションの1室のようなコンテナハウスの中にいる。

これを見た時のマイカちゃんは、玄関前で固まってしまい、なかなか中に入ろうとしなかった。そして、リビングにまで案内しても、設置されているソファーには座らずに床の上に直接正座をした。ソファーに座るように勧めたのだが、『奴隷が主人と同じ高さで座る事はない』と頑なに拒否をしてきたので、本人お好きなようにさせている。まだ、マイカちゃんの主人ではないので、強制が出来ないのだ。


そして現在に至る。


「なぜ、そうまでして僕の奴隷なんかになりたいの?奴隷になれば、自由がなくなるんだよ?」

僕のもっともな質問に、マイカちゃんは床に正座をしながら答えていく。

「実は、私。生まれた時から、あの村の奴隷だったんです。

・・・・。」

マイカちゃんは、あの村での生活を語ってくれた。

「・・・・。

なので、私には、身内と呼べる人は1人もなく天涯孤独のみです。

あの人たちと元の村に帰っても、また奴隷として暮らしていかなくてはいけません。そして、私には、故郷と呼べる土地はなく、奴隷から解放されても、生きていく当てもなければ手に職を持っているわけでもありません。

そのため、奴隷として暮らしていくしか私には残されていないのです。

同じ奴隷ならば、あの村には戻りたくもありませんし、再び奴隷市で見ず知らずの男の慰めモノになるのも嫌です。

トモエ様ならば、たとえ奴隷でもまっとうな暮らしができると、出遭った数時間で確信しました。

だからお願いします。

これと言って特技となるようなモノはありませんが、銅貨、私をトモエ様の奴隷にしてください。」

「・・・・わかった。そこまで言うのならば、君を僕の奴隷にしてしまおう。」

僕は、覚悟を決めてそう宣言する。

「では、君の名前を聞こうか。」

魔眼でステータスのすべてを知っているのだが、ここはあえて聞くことにする。

「はい。私はマイカといいます。盗賊に奴隷にされた時に、それまで持っていた家名は剥奪されてしまいました。」


「隷属契約」


有無も言わさず、僕は奴隷に落とすための魔法を唱える。

すると、マイカの目の前に、黒く透けるプレートが浮かび上がった。

僕は、プレートに記されていた隷属方法に従って、マイカちゃんを僕の奴隷にしてく。表示されたプレートには奴隷設定?が変更できる部分が記されており、僕はそれらを好きなように弄っていく。(Y/N)の選択は、すべて『Y』を選択しておいた。解除やら追加やらの報告は、流し読みに留めておく。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

『隷属指定者の名称の変更をしますか?(Y/N)』

マイカ(奴隷時の名前)⇒マイカ=キリサキ(転生前の名前)

『天啓職業欄の封印を解除しますか?(Y/N)』

天啓職業『異界の剣闘士』の封印を解除します

『奴隷区分を変更しますか?(Y/N)』

性処理奴隷⇒戦闘奴隷

『称号欄の封印を解除しますか?(Y/N)』

称号『剣神の戦神子』・『武闘神の戦神子』の封印を解除します

新称号『戦闘奴隷』・『トモエの生涯奴隷』・『隷属魔法の呪縛』・『生命の呪縛』を追加します

『加護・呪縛欄の封印を解除しますか?(Y/N)』

『転生封印の呪縛・奴隷隷属の呪縛』を削除し、新たに『剣神の加護』・『武闘神の加護』・『神人族の加護』を追加します

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


何か、気になる単語も散見していたが、とりあえず無視して進めていく僕。

すべての設定を変更した後、マイカちゃんの体をはさむように、2つの魔方陣が頭の上と足元に現れ、首のあたりに収束していく。

そして、今までマイカちゃんの首に嵌っていた、魔道具の首輪が外れ足元に転がる。その後、僕の魔力でできた新しい首輪が嵌まり、喉あたりにある金具のような出っ張りに南京錠のような形状の白いプレートが現れ、『カチャリ』と鍵がかかる嵌る音が聞こえてくる。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

《奴隷名》マイカ

《所有者》トモエ=アスカ

《奴隷区分》戦闘奴隷

《奴隷期間》無期限

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


その白いプレートの表面にはこのような事柄が刻まれていた。

奴隷制約とは、奴隷にしたものに対し、絶対に守らせる制約であり、所有者が自由に決める事が出来るものだ。5つの制約(魔道具である『奴隷隷属の首輪』でも5つ)をかける事が可能だが、僕は2つしかマイカちゃんには強制をしていない。村の奴隷だった時はどうだったかは知らないが、聞いた話から察するに、5つすべて埋まっていたんだと思う。

これは、マイカちゃんが僕の奴隷である所有物であるという証であり、マイカちゃんの持つ唯一の身分証でもある。なので、マイカちゃんは、僕が持っているようなカードサイズの身分証は、発行されてることはないのだ。


首輪は真っ黒で、喉のあたりに金具のようなものに嵌っている。この形状は、魔道具の『奴隷隷属の首輪』と同じ形状だ。もっとも、魔道具のほうが、この形状に合わせたのだが。


その後、手足には半透明の手枷足枷が嵌り、首輪からは半透明の鎖が伸び、僕の左腕に新たに嵌った黒いブレスレットに繋がっている。知識では知っていたが、これが『隷属契約』という魔法で奴隷化した、生命体とを繋げる本当の意味での『隷属の首輪』なんだろう。ちなみに、この半透明の鎖は、僕とマイカちゃんにしか見る事はできず、主である僕は伸縮自在で切断する事はできず、2人以外は触れる事もできない謎物質で出来ている。

なお、首輪とプレート、鎖で繋がれた手枷・足枷と首輪から伸びる鎖と僕の腕に嵌るブレスレットは、隷属魔法のエフェクトで解除不能なので、僕にはどうすることもできない。首輪とプレートはともかく、枷や鎖については、特殊な物質でできているらしく、この世界に存在する生命体を含めた物質をすべて通り抜けている。なので、常時嵌っていても、生活にはなんも支障が出ないのがいい。


そして、もう1つの変化があった。


『転生封印の呪縛』が外れていたので、名前が、『マイカ=キリサキ』に変わっていたことからある程度は予測が出来ていた。隷属化の作業の時には記憶の片隅に引っかかっていただけだが、隷属かを完了した今は、はっきりと思い出している。しかし、本人の希望とはいえ、この子を僕の奴隷にしてしまった。それも『生涯永遠』にだ。

マイカちゃんは、首に嵌っている黒い首輪と、首輪から伸びている半透明の鎖を両手で確認しながら、僕の方を見てこう言った。

「トモエ君?それともトモエちゃん?久しぶりだね、元気してた?私だよ!!幼馴染のマイカだよ!!」

そう言って抱き着いてくる。

そう、マイカちゃんは、僕の地球の頃の幼馴染で、実家の隣の道場の双子の姉弟の姉である霧埼舞華ちゃんだったのだ。

マイカちゃんは、『どっちの呼び方がいい?』と聞いてきたので、僕は『どっちでもいい』と答えておいた。

そして僕は、僕の胸に飛び込んできたマイカちゃんを、をやさしく抱きしめてこう言ってくれた。

「おかえり。マイカちゃん。」


そう、僕は、幼馴染のマイカちゃんを、一生涯僕の奴隷にしてしまったのだ。

しかし、マイカちゃんは、なんだかうれしそうな顔をしながら僕に抱き付いて、こう返事を返してくれた。


「ただいま。トモエ君。」

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