表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
(仮)異世界ライフは突然に  作者: ai-emu
【第4章】パリダカでのひと時
32/67

【閑話その3】かわいそうな盗賊さん

千里眼で辺り一面を精査して、(連携訓練をするための)ちょうどいい練習相手を探していた僕は、パリダカから東に300㎞ほど離れた山の中で、盗賊団のアジトを発見した。

「ナルシスさん。」

「何だい?トモエちゃん。」

「東に300㎞ほど行った山の中に、盗賊団のアジトがあるんですが。これで連携訓練をしませんか?」

「盗賊団か。何人くらいいるんだい?」

「そうですね~~。盗賊さんがだいたい30人くらいいて、奴隷にされた周辺住民?たちが50人くらい?後は、どうやって躾けているかは知りませんが、魔物や野生動物たが100匹くらいですね。」

「そうだな。それくらいならば、ちょうどいい訓練相手にはなるか。でも、どうやってそこまで行くかだな・・・・。」

「それは、タマちゃんに乗っていけばいいのでは?タマちゃんなら、300㎞くらいは30分くらいで行くと思うんですが。」

「・・・・あの速さなら、それくらいで行けるか。

よし。

これより、連携訓練のため、盗賊団の討伐に向かう。全員タマちゃんに乗車?しろ!!」


こうして僕たちは、タマちゃんに乗って、一路盗賊団のアジトに向かうのだった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


”ドッカ~~~~~ン!!!!!!”


「何事だ!!」

「お頭!!突然砦の正門が吹き飛びました!!その後、一瞬で最下層が何者かによって制圧され、現在第2層目で戦闘が起きております!!」

「お頭!!報告します!!第2層が突破されました!!」

「襲撃を受けてから5分も経っていないぞ!!いったい誰が・・・・」


”ドッカ~~~~~ン!!!!!!”


いきなり目の前の壁が吹っ飛んだ。


「お前が頭か?」

「ここが『毒蜘蛛の山嵐』のアジトと知ってのことか?」

「なんだ。ここが『毒蜘蛛の山嵐』だったんか。悪名孝樹盗賊団にしては、やけに弱いな?」

「そうですね。」

襲撃をかけてきた男の背後から、ひょっこりとかをを出したのは、修道服に身を包んだ女の子だった。

「まあ、いいです。全然訓練になりませんでしたね。」

「タマちゃんと、マイカちゃんがすごすぎるんだ。」

魔物タマちゃんは急には止まれません。あの程度で破壊されるようではいけませんね。」


何やら物騒な会話としている男と女。


「無視するな!!おれが・・・」


「あっけなかったですね。こんなやつに、今までてこずっていたんですか?この領地の軍隊は?」

「トモエちゃんのような人材がいれば、もっと違っていたんだろうがな。」


こうして、大盗賊団『毒蜘蛛の山嵐』は、あっけなく壊滅した。


奴隷にされていた人を全員回収し、ため込んでいたお宝を回収して、僕たちは、タマちゃんでパリダカに帰還した。

さて、盗賊さんたちは、いったいいくらになるかな~~~。

楽しみである。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ