お買い物 Part.4
買い物長いです(笑)
「ついに来てしまった…」
「「…?」」
左右の2人は首を傾げて、理解不能な顔をしている。
当たり前だろ!オレは男だぞ!
女の下着に興味無いわけじゃないけど、なんて言うか…その…何でこんな目に…
今、女性用の下着屋に来ています。
ちなみにオレは男です!
繰り返す!オレは男だ!撤退!
ガシッ!ガシッ!
両腕をがっちりホールドされました…
デジャヴな展開に不安になっていると…
「「れっつご〜〜!」」
「は、離せぇ〜!」
わんこの今日の連携力の強さはなんなんだ!
制服屋のおばちゃんに、次は利子まで…
「サイズは一応測ってもらうか。あ、すいません。ちょっとお願いします」
母さんは普通に店員さん呼んでるし…
「はーい。えーっと、サイズを測るお客様は…?」
「コイツです」
なんか扱いヒドくね?
「はーい。じゃあ、あちらの試着室にど…」
急にオレを見て固まる店員さん。だんだん顔が明るくなって、周りに花が咲いたような錯覚を与える。
「あの…」
店員さんに声をかけてみる。
「はっ…!今まで見たこともないレベルの美少女に遭遇して、つい見惚れてしま…
ごほん!じゃあ、あちらになりまーす」
前半は小声でよく聞こえなかったけど、少し寒気がしたぞ…
後半は営業スマイルというやつですね。
そうだ!試着室にいる間はわんこや利子も来ないはずだ… 逃げるチャンス!!
ガシッ!ガシッ!
「えっ」
「逃げないようにホールド!」
「おいちちゃんのおっぱい…うへ」
ちっ!捕まったか。ってか、利子はマジでヤバイって…
逃げる術なく大人しく試着室まで連れて来られてしまったオレはスリーサイズを測られるとに
「はい。じゃあ、上全部脱いでね〜」
うぅ…
家族以外に裸を見られるのは恥ずかしい!
「うわぁ…!白い肌!形のいい胸!美しいクビレ!素晴らしいわぁ〜」
店員さんが小声で独り言を言っているが、よく聞き取れない。代わりにすごい悪寒が…
「ふわぁぁ…!ヤバイ!揉みたい!抱きしめたい♡」
「でしょ!今度お家においでよ。一緒にうへへへ…」
「うひひひ…」
こんな恐ろしい会話が繰り広げられていたとは、オレは全く気づくことができなかった…
「は、はい、じゃあ、は測るよよよ」
何故か動揺する店員さん。
恥ずかしいから早く終わらせてよ…
ぴたっ
「ひゃん!」
「「「!!?」」」
メジャーが当たった時に、冷たさで変な声が出てしまった…恥ずかしい、死のう。
その後、店員さんは「抑えろ〜。抑えろ〜」と呟きながら慎重に測ってくれた。
わんこは顔を朱に染めて(*´д`*)ハァハァしてるし、利子に関しては貧血(?)で倒れた。
そして、母さんは普通に下着を見て回っていた。
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サイズはよくわからないけど、BよりのCだそうだ。
ちなみにわんこはEよりのD、母さんはFらしい。正直どうでもいい。
なぜなら、自分についていても全く嬉しくないからだ。
下着に関しては、わんこが店員さんと利子を味方に引き入れて紐だの黒だのフリフリだのちょっとヤバめなやつをチョイスしてきたけれど、全部拒否した。
代わりに、母さんに白とか縞とか比較的大人しめな下着を持ってきてもらった。
あとスポブラとかいうやつも必要らしい。
わんこがこっそり黒い紐のやつを入れて、そのまま購入してしまった…
絶対に穿かないからな!
それから、オレたちは洋服屋に向かうことにした。
お買い物は6部までにするつもりです。
短いですが、頑張って更新していきます。




