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コレは私(オレ)のHistory.  作者: ぬんどん
第3章 備えあれば憂いなし
16/23

お買い物 Part.2

タイトルを修正しました


「ここだな」

「おいちと一緒♪」

「…」




やって来ました、制服屋さん。

店の名前はザ・制服という、100均みたいな名前をしていた。品揃えと評判はかなり良いらしいけど、ネーミングセンスな…





「すいません。安土学園の女子の制服が欲しいんですが」

母が店員のおばちゃんに尋ねる。



「おお、いらっしゃい。それで、着るのはどちらのお嬢ちゃんかねぇ?」

「こちらのお嬢ちゃんです♪」

「ほう…こりゃたまげた」




わんこおおおおおお!頼むからオレの精神を滅多打ちにするのはやめてくれ!


それからおばちゃんの方も!たまげてんじゃねぇよ!オレは男だぞ!





「ん〜。身長は152cmか。スリーサイズは…

ふむふむ。こりゃたまげた!」


何回たまげるんだよ。

ってか、見ただけで分かるってすげぇな。



「ちょうどいいのがあったはずじゃ…

コレじゃ!」


そう言って取り出してきた制服は…



「うわ…」




もう、完全に女の子。オレは着れないムリ!



紺というより藍色のような大人っぽいブレザーに、チェック柄の可愛らしいスカート。

ブレザーの左胸には校章がついていて、襟の所のラインとか金色のボタンが優雅さを引き立たせている。

スカートなんて、もはやAKBじゃねーか!




「じゃあ、試着してみようかねぇ〜」


「えっ」


マジかよ… こんなの着たら、恥ずかしくて外も歩けねぇよ!



「試着室はこっちじゃよ」



おばちゃんに連れて行かれ、試着室に入る。

もちろん着方はわからないから、おばちゃんに手伝ってもらう。

はぁ… 辛すぎるぜ…



おばちゃんは神業のような手さばきで制服を着せて、サイズを確認し終えて…




ガチャ


試着室のドアを開けられた!?




「ちょっ…!」




「可愛い〜!」

「ほう。なかなか似合っているな」



うぅ… 全然嬉しくねぇよ…

早く買って帰ろうぜ!


オイ!写メ撮ってんじゃねぇ、わんこ!


「ヤバ〜イ!抱きしめたい♡」





死にたい。今すぐにでも舌を噛み切って…







「あれ?わんこちゃんに信愛さん。それに、この可愛い子は?」



こ、この声は!?






「あ、利子(りこ)ちゃん!ヤッホー!」

「おう。利子か。コイツは私の娘で市方(おいち)だ」



えっ。これ挨拶とかした方がいいかな…



「よ、よろしくお願いします…」





「……」



黙っちゃったよ、オイ!



「信男…?」





「え?なんでわかった」



「「あっ」」


「?」















次回、修羅場!(嘘)




毎日更新が厳しくなってきたので、短めの話です。

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