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コレは私(オレ)のHistory.  作者: ぬんどん
第3章 備えあれば憂いなし
14/23

お婿に行けない

11/28 市方(おいち)がノーブラTシャツ1枚になるのを回避するため、若干修正

………



というわけで、9時半くらいに家を出て買い物に行くことに。昼食もそこでとる予定。




「それで、何買いに行くんだ?」

正直、男のオレは買い物は好かない。



「服を買いに行くに決まってるだろ」


確かに、今のサイズで着れるものは無い。




「あと、下着も買わなきゃね!」



…下着?





「下着?あー。トランクスとかか。サイズ小さくないと履けないもんな」

ちなみに、今は女物を穿かされたままだ。




「何言ってんのさ。パンティーとブラジャーを買いに行くんだよ」



んんんん??



「いや、そんなの必要ねぇし。オレ、男だからそんなの着けたくねぇ」


「今は女の子でしょ!それにブラが無いと形が崩れちゃうし、乳首が擦れて痛いよ」



「なっ…!」




お、女の子でもこんな会話するのか…

いや、オレがいかに中の下顔であまり友達がいないとはいえども、仮にも男だ。聞きなれない会話に絶句する。





「それに、おいち可愛いから服選ぶの楽しみだな〜♪」


「かわっ…!」




何事も中の下で褒められることに耐性のないオレは嬉しくないのに、顔が赤くなる。




「安心しろ。隆からクレジットカード借りたからな。今日は楽しい一日になりそうだ」


ゴゴゴゴ…というオーラを放つ母さん。




ああ…母さんがすごい怖いよ。

どうやら、オレの引きこもり作戦は失敗のようだ。この姿で外に出るなんてありえん!








「じゃあ、お着替えしよ!」


「ふえっ!?」




急にわんこに手を引っ張られて、転びそうになる。なんとか耐えて、そのままわんこの部屋に入り、鍵を閉められる。兄弟で唯一の女だったからドアに鍵がついているのだ。




「どこにあったかな〜♪」

あぁ…わんこがすごく楽しそう。嫌な予感しかしないぞ。




「あった!」

そう言ってわんこが出してきた服は…



ベージュの短パン(ホットパンツと言うらしい)と鎖骨が丸見えになりそうなくらいに開いた可愛らしい白の半袖Tシャツ?


女物の服に興味が無いオレにはよくわからないが、わんこが着たらすごく可愛いだろう。




「はい!これ着てね!」


「えっ」





こ、こここんな女の子した服を着るのか…

オレには無理だ!何かジャージ的な…




「早くしないと無理やり脱がすぞぉ〜」

怪しい動きをしながら近づいてくるわんこ。



「いや、その…ジャージ的な物ないかな…」

こんな可愛らしい服、オレには着れない!




「はい、脱がす。抵抗するなら犯す。決定」



はぁ⁉︎今なんて言ったコイツ!


「え、ちょ…待っt…」


「問答無用!」


「きゃっ!」




うわっ!また変な声出た…恥ずかしい死のう

わんこの目が獲物を見つけた虎みたいになっている…ヤバイ…これは…




※ここからは読者の皆様のイメージでお願いします。












「はぁ…はぁ…。ご馳走様でした。」

じゅるり。と、やり終えた顔をするわんこ。




「あう…もうお婿に行けない…」



身長差が10cmもついてしまい、勝てる要素が1つも無いオレは無理やり脱がされ、下着から靴下まで着替えさせられてしまった。


その間、ピーーッなことやピーッなことをされてしまい、オレの心身はもはや廃人だ。





「お嫁さんに行けばいいでしょ!」



「もう死のう…」












朝食後の戦争(イジメ)を終え、現在時刻は9時だ。




はぁ…





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