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コレは私(オレ)のHistory.  作者: ぬんどん
第3章 備えあれば憂いなし
13/23

オレ、完全に女になったそうです

信男はよく夢を見ます。


11/28矛盾点変更


………………




ここは…


あの扉か。





朝、気絶してる間に見た扉が目の前にある。

かなり古びた扉だ。とても開けるような雰囲気ではない。

だが、ここを開くことができるとオレは知っている。




扉の向こうにはオレ…信男の姿がある。

だとすると、オレの今の姿はお市の方だ。




『頑張ってね』

扉の向こうにいるオレ=信男がそう言って…





………………………













「ん〜〜」


朝だ。

長い長い一日を終えて疲れ果てたオレは、昨日わんこと一緒に寝ることになった。


当然、横にいるのはわんこ。だけど…

なんで手繋いでんですかね…



とりあえず、これじゃ起きれないや…

わんこが起きるまで待とう。


双子の兄…姉のオレが言うのもなんだが、

普通にわんこは可愛い。今のオレも不本意ながら超絶美女だけど、ふわっふわしてるわんこもかなり可愛い。





あ、起きたら元に戻ってることを期待しながら昨日は寝たけど…

もちろん、昨日の姿のままでした。

はぁ…







「…。おはょ…」

あ、わんこ起きた。




「おはよー」

同じく朝の挨拶。




「えへへ…」


にへらっと笑うわんこに、つられてオレも笑顔になる。




とりあえず、そろそろ起きよう。2人で手を繋いだまま洗面所まで行き、顔を洗い、わんこに髪の毛を梳いてもらう。



「〜♪」

楽しそうなわんこに…



「うぅ〜…」

くすぐったいような、気持ちいいような…

変な声が出てしまうオレ。はずい。








一通り終え、手を繋ぎながら食卓へ向かう。

前はオレの方が高かったのに、今は10cm近く縮んでしまったオレ。たぶん他の人が見たら、わんこが姉でオレが妹に見えるかも…

ちょっと悲しくなった。





「おはよ…」

「おはー!」

ちょっと寝ぼけてるオレと元気なわんこ




「あら。いつの間に仲良くなったんだい」



「「へへ〜ん♪」」

母さんに言われ、変な笑い方をしてしまう。





ちなみに、朝ごはんは食パンを焼くだけなので特にすることはない。トーストにバターを塗って食べる。うん、おいしい。

牛乳を飲んで、食器を片付ける。




朝のニュースやってる。今日の天気は悪くないみたいだ。

4月に入って2日間熱で寝込み、昨日1日過ぎたので…

今日はもう4月3日だ。

あと3日でオレの高校生活が始まる。

それよりも、女になっちゃって高校大丈夫なのか?戸籍とかどーすんの?


なんて、考えていたら…







「あっ。そーいえば、昨日のうちに市役所と学校に話はつけておいたから」




えっ。何が?





「信男の戸籍は女に変更。名前は新しく、

市方(おいち)”だ。学校側も戸籍変更に応じて、性別とか変えてくれたからな。制服は今日買いに行く」







ええぇぇぇぇぇぇぇえ!?!?

もうバッチリ手配しとるがな!!

しかも、今間違いなくオレの心読んだよな?読心術ってやつだよな!?






「あと、今日は3人で買い物に行くぞ」



「ほへ?」






ブクマとか総合評価増えてました!

応援ありがとうございますm(_ _)m


誤字、脱字等見つけ次第報告頂ければありがたいです!

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