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サンタは今宵何を見るのか

 白い雪とおぼろ月って似合うなあなんて考えながら、俺は優奈と2人で街を歩いている。イルミネーションは道の両側に建つビルや民家にもついており、夜道でも十分明るい。もう午後11時を回っているはずだが、大通りは人でごった返していた。

 そんな道なのに、優奈は一人でスイスイと進んで行ってしまう。だからさっき手を繋がないと迷子になると言ったのだが、

「子ども扱いしないでったら!」

と断られてしまった。優奈が、という意味ではなく優奈を見失った俺が、という意味だったんだけど…。

「ここだよ。ここが私の家」

 そこは20階建てのマンションだった。イルミネーションもそこそこのレンガ造りで、上品な感じがある。家賃は見たところ高そうだ。

「へー。ここなのか。高そうだな」

「それがね、1階の端っこの部屋は庭が使えないのとちょっと古くて換気扇が動かないから安いんだよ」

 確かに、右端のドアだけヒビが入っている。幽霊でも出そうだな、というのが第一印象だが、部屋の主の前では言えないな。

「でもね、屋上は行けるんだよ!この前、サンタさん捕まえようとしたんだけど、失敗しちゃったんだー」

 そんなにサンタが低飛行なわけないだろ!?というか、本当にいると思っているんだな、この子。

「ねえ、聞きたい事があるの!近くにカフェあるよね?行こう!」

 とりあえず、俺がサンタという誤解を解かないとな…。

 はあっとため息をついたその時、一瞬道路に置かれた花束が視界に入った。チューリップやバラなど、様々な種類の花束がある。ニュースで見たような光景だな、なんだっけ、これ。

 優奈に聞こうと思ったが、先に歩いて行ってしまい、この事について聞く事は出来なかった。

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