表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/43

第11話:驚異の大宇ちゅうパワー!

 前回の話で3日に1回のペースで投稿すると書きましたが、なんかアイデアが出まくって、すでに3話書き上げてるんですよw

 私は定期的に更新した方がいいかな。と思ってましたが、いつ更新するか分からないというのも面白いと思い、月に10話更新という3日に1回と同じ回数でランダム更新して行こうと思います。

 最終回まではきっちり考えてあるので更新ストップはありません。これからもよろしくお願いします。

「おいメレル、『心の槍』をカップめんの重しにしたりソーセージ切ったりするのに使うのはどうなんだ」



「ええやんか、僕は槍以外に刃物持ってないんだし」



「わっちは拳でブン殴る以外の闘い方は好かんからよくわからんが、己の武器は大切にした方が良いのではないか?」



「ヒイロ様がそう言うなら!」 素早くカップめんから槍をどけるメレル。



 さて現在、太古の怪物を封印している7つの宝石集めの旅の最初の地、ガハラサマ海岸へと3人は来ていた。


「しかしレンさんのくれた宝石レーダーってのは確か何ですかね?」



 メレルは女性以外には興味が無く、たとえ先代大魔王のレン・コーンでも『様』をつけない主義であった。


 確かにメレルの言う事ももっともだが



「まあ確かにレン先輩は軽薄皮肉で出不精でBL好きの根っからの変態だが、学者としてならあの人ほど優れた人はいない。

 殆ど不死身だから歴史を陰から見守ってきているのじゃよ」



 人前にあまり出ないレンだがヒイロが大魔王就任の時には引き継ぎなどで色々と世話になったので恩があった。



「これでもわっちはレン先輩には恩があるからのう。

 この宝石集めの旅も恩返しの一環なんじゃよ」



 二人に微笑むヒイロの笑顔にはレンに対する信頼に溢れていた。


 その様子にメレルは若干嫉妬し、ガルスは普段は子供っぽいヒイロの義理堅い一面を見れて照れながらも改めてヒイロに対する忠誠を誓った。



「さて、そろそろ昼休憩も終わりじゃ。

 レーダーはこの辺りを指しているがどこに宝石があるのかのう?」



 目的地のガハラサマ海岸のレーダーが示す場所に着いて昼食を食べていた3人だが周りを見渡しても海と砂浜しかなかった。



 3人がそれぞれ別れて探そうとしたところで空から人が降ってきた



「ガァァァルスくゥゥゥゥゥゥゥゥン!!」



 漆黒のマントに身を包んだ如何にもな吸血鬼だった。



「おお!ブラボーか。久しぶりだな♪」



「うん久しぶ……り」



「あ!アンタは確かガルスに妖刀『獣渡り』をあげたやつだな」



 どうやらガルスとメレルは顔見知りのようだ。



「なんじゃ、ぬしは二人の友人か?」




「はじめまして、大魔王ヒイロさんですね。

 私は吸血鬼のレシング・ド・ブラボーと申しま……す」



「ふむ、よろしくの」



 ブラボーは喋り方は変わっているがいい奴のようだ。



「ところで何しに来たんだブラボー?

 闇の住人吸血鬼が昼間っから海にいるなんて場違いな感じだぞ」



「ガルス達が7つの宝石集めをしている。

 と、レン・コーンさんのツイッターで知ったの……さ」



 それでも真っ黒なマントを着て太陽の下に出ているため滝のように汗をかいている。



「ちなみにレン先輩がツイッターを世界に広めた立役者なのじゃ。

 あの人は日常生活に関わる色んな物を発明しておるからのう」



「レンさんってすごいんですね」



「それはさておき私は君達よりも早くこの海岸で宝石探しをして見つけたのはいいんだけど宝石の力に呑まれちゃってね。

 突然で悪いけど破壊衝動が収まらないから私と戦ってくれない……か?」



 ブラボーは言うが早いか、ガルスに殴りかかった。



「なるほど、これが宝石の力という訳か。

 なかなかどうして面白いじゃないか」



「ちょっ!ヒイロ様、ガルスはブラボーに勝った事ないんすよ。

 刀を貰った時は無敵のブラボーに一撃を入れることが出来たから仲良くなっただけで本来破壊衝動に呑まれた状態の吸血鬼に勝てる訳ないですよ!」



 メレルの言い分はもっともだった。


 不死身にして最強にして無敵の吸血鬼ブラボーは怪異の王。


 その攻撃力はまさに天災級の破壊力なのだ。



「ガルス、わっちは貴様に負けるなとは言わん。

 しかし逃げることは許さんぞ」



「へっ、俺も大変な主君をもっちまったな」



「HAHAHA!

 ガルス、愉快に素敵に楽にな……れ」



 ブラボーの攻撃は続く。だがそれを紙一重で回避するガルス。



「掛かってこいブラボー。

 ただしその頃にはアンタは八つ裂きになってるだろうけどな」



 キメ顔でガルスは折り紙を折って作った動物をばらまいた。



「それでは皆さん、ご堪能あれ。

 『朱雀』、『青龍』、略、『玄武』風水魔術の基本ぜよ」



 その言葉を合図に折り紙が大爆発。



「馬鹿なー!」 ブラボーは黒こげになった。



「勝ったか。

 やはり寝ている間に従者契約をしておいて正解じゃった」



「ちょっとヒイロ様!従者契約ってまさかキスですか!?」



「うむ、メレルともしてあるぞ。

 従者契約のおかげで単純に身体能力は10倍は上がったじゃろう。

 わっちらは体の相性も最高じゃったわい」



 説明しよう、従者契約とは互いにキスをすることで従者側が主から身体強化の加護を受け、また契約の精霊から特殊アイテムを貰えるシステムなのだ。



「ぐおぉぉぉ!

 ヒイロ様との初ちゅーが寝ている間だなんて、ズバリ悔しいでしょう」



「それには俺も同感だ」



「まあ良いではないか。

 さすがにわっちも面と向かってキスするのは恥ずかしいのじゃ!」


 顔を赤らめて照れながらながら言うヒイロを見ているとメレルとガルスは寝ている間のキスも悪くないかもと思った。



「ううん、高校はどこ?わたくしりつ?」 ブラボー復活



「お、起きたか。

 破壊衝動は収まったか?」



「……頭はぼやーっとしているし。

 身体中は火照るように熱い。

 次に瞬きしたら、もう二度と目を開けないかもしれない。

 つまり、ベストコンディションだ……な」



 吸血鬼が普通に生活するならその状態でようやく一般人レベルに落ち着くんだろう。



「ではブラボーとやら、宝石を渡してくりゃれ」



「ヒイロさん、ガルスは私の大切な友人だ。

 彼をよろしく頼む……よ」



 そうして最初の宝石を手に入れた一行は次の目的地、王家の墓を目指すのだった

……が



「せっかく海に来たんじゃし泳ぐぞ」 言うが早いかヒイロは一瞬で服を脱ぎ、その下に着ていた水着を晒す。


「セクシー&エキゾチーック♪」



「エッ……クセレント!!素晴らしいヒイロ様。

 あなたは女神だ」



「おいおいメレルよ女神は言い過ぎじゃろう。

 せめて妖精と言ったところではないか?」



 賢い馬鹿が二人……



「ま、その自由なところがヒイロ様らしいし俺も泳ぐか」



 そうして3人は海に飛び込んだ。



「私は日光に弱いから海水浴はできない。

 ならば人の幸せを見るくらいなら壊す方がマシ……だ」 ブラボーは岩を投げる。



「13のブラボー技の1つ、メテオインパクト!」



「なんじゃブラボー。

 わっちらとビーチバレーがしたいのか?」 飛んできた岩を殴り返す。



「ヒイロ様、あれがビーチバレーな訳ないでしょ!

 逃げてください。

 彼はマジですから」


「でもブラボーだし仕方なくね?」



 ヒイロとメレルはしばらくブラボーとの岩によるビーチバレーを続けた。


 ちなみにここガハラサマ海岸は観光地としても有名だった。

 最近二次小説を書くこてに興味が出てきました。「デモンズソウル」を原作にして主人公がレベル712で敵は一周目レベル。かぼたんとハッピーエンドを迎えて、オーラントやアストラエアも人間に戻してビヨさんの三英雄とドラゴンとの戦いを熱く書き、ユーリアが王の公吏とミラルダに捕まって逃げる気力も起きないくらい拷問される描写も余す所なく書きたいと思っています。

 もしくは「うたわれるもの」でギリヤギナ族のカルラとデリホウライの兄として転生したチート主人公が強国ラルマニオヌの王位を奪ってシャクコポル族と和解してケナシコウルペを潰してハクオロとエルルゥがヤマユラの村でずっと平和に暮らすハッピーエンドとなる話。

まあ、この話が完結してからですけど。

今月はあと3回更新予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ