第三章ソトノセカイ(下)
〜第三章第2節投資とギルド〜
コルド「見えてきました、あちらがカリトス王国で3番目に大きい村カイトス村です。」
(仮)朱火「あぁ、確かに本で見た絵と同じだな、まぁ城壁の感じなどは少し違うが………」
コルド(………やはり、凄まじいお方だ、本は貴重品で手に入りにくいというのに…………)
コルド「お、!もう少しで門に到着です!」
そうこうしているとついに大門に到着した、大門には二人の門番が居た。検閲所は、かなり徹底しているようだ。
門番「そこの馬車!止まれ!荷物検査とそこの女の身元証明をする。」
コルド「あぁ、頼むぞ。しかしだな…………この方は異国から来た旅人故に身元を証明する物が無いのだ…………さらにはこの積み荷に置いてあるオーガを倒して私を助けてくれたのだ。オーガは私の推測だが最低でもKランクはあったハズだ、ここで冒険者となりたいらしいしこの方の身分証明は、勘弁してくれないか?」
"すっ、キラリ"
門番「……………よし、分かったならば積み荷の確認の後村に入ることを許可する。」
(仮)朱火(この商人、普通に賄賂渡したぞ!!)
コルド「さぁ!行きましょう!!」
こうして村に入ったのです。そこで目にしたのは………………………………………
お祭りでした!!コルドの話によると………
コルド「この時期はカリトス王国の建国日が近づき皆がお祭り騒ぎになるのです。」
(仮)朱火「それにしても先程の件といい今といい貴殿にはとても大きな借りができてしまったな」
コルド「いえいえ、お気になさらず、先ほども申した通り私の命に比べれば安いものですよ。」
(仮)朱火「そうか…………(さて………この後どうするか……とりあえず金が無いから宿もとれないしやはりギルドに行くべきか………)」
〜ギルド前〜
(仮)朱火「ここまで送ってくれてありがとう」
コルド「いえいえ、お気になさらず。では、私はワルド商会に戻ります。何かご用がありましたらこの札を見せてください。」
"すっ、"
それは様々な装飾を施された"ワルド商会要人"と書かれた札だった。
(仮)朱火「コレは……………貴重な物じゃないのか?」
コルド「正直に申しますが、あなた様は私達にとって大きな利益をもたらすと考えていますので、コレは先行投資と言うやつです。」
(仮)朱火「フフフ、……………ハーハハハハ!!そうか!ならありがたく頂戴しよう!!では!」
こうして私はギルドに足を踏み入れた。
〜第三章第2節投資とギルド〜
終わり次回第三章第3節初めての依頼