第6話 必然になった事件
本部に110番通報が入る。電話の相手は女性だ。声の感じから緊迫した状況であることがわかる。
「女性の悲鳴が聞こえたんです。すぐに来てください。」「落ち着いてください。どこから聞こえてたのですか。」
「隣の家からです。恐ろしい声でした。怖いです。」「今、パトカーに指令していますから。どのように叫んでいましたか。」
「言葉になっていませんでした。ぎぃぃーーと異様な感じでした。」「わかりました。落ち着いて待っていてください。」
M警察署のパトカーが本部から指令を受けてサイレンを鳴らして現場に向けて走り出す。美浜部長にも指令がかかる。
「これは、仏様がでたな。」
美浜部長の目が光る。パトカーの警察官は到着すると無線を送る。
「到着しました。あっ・・・」「どうした。現状を報告せよ。」
「コ〇ン君がいました。」「なに、コ〇ン君だと、直ちに応援を向かわせる。」
この頃、M警察署刑事課では緊張が走っていた。刑事課長か確認する。
「女性の悲鳴が聞こえて、コ〇ン君が目撃されただと。それはいかん。殺人事件になるぞ。」
「課長、美浜部長が現場に向かいました。」
「なんだとー、死神部長が・・・殺人事件決定ではないか。」
刑事課長が膝をつく。刑事たちがあわただしく動き出す。その中でオカルト係は落ち着いている。野間係長が奥田部長に指示を出す。
「奥田部長は先行して現場に向かってください。」「とうとう私のサイコキネシスが役立つときが来ましたね。」
奥田部長は嬉々として現場に行く。現場ではパトカーの警察官たちが美浜部長と合流して危機感を積もらせる。
「げっ、死神部長だ。」「何か言ったか。」
「いいえ何も。」「何をしている。すぐに立入禁止テープを張って現場保存だ。」「はい。」
パトカーの警察官が玄関のドアを開けようとドアノブに触ろうとする。
「バカヤロー」
突然、美浜部長が警察官を殴る。
「指紋が消えるだろうが現場を荒らすなー」「どうやって中を確認するんです。」
「家の周りから確認だ。」「わかりました。」
3人は家の周りを回って中の様子をうかがう。すると居間の窓から女性が倒れているところを確認する。女性の背中に包丁が刺さっていた。
美浜部長は無線で状況を報告する。M警察署が大騒ぎになる。署長が地域1係の係長に言う。
「なんで死神部長を行かせたのだ。殺人事件になってしまっただろ。」「美浜部長は優秀です。」
「そんなことは分かっている。全署を挙げて解決するぞ。」「はい。」
その頃、刑事と共に、歩くトラブル奥田部長が現場に到着していた。




