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第47話 吸血鬼

 野間係長はオカルト係員を集めて報告をする。

 「犯人が分かりました。吸血鬼です。」「吸血鬼ですか。これは珍しい、生け捕りにして売れば相当高額になりますよ。」

半田部長が興奮気味に言う。しかし、野間係長は冷静に言う。

 「今回は逮捕します。私は捜査本部を見返してやりたいのです。」

奥田部長が遠慮せずに言う。

 「係長は、捜査本部から外されたことを根に持っていますね。」「そうよ、捜査本部の無能ぶりを笑ってあげるわ。」

富貴巡査が野間係長に言う。

 「どうやって、捕まえるのですか。」「吸血鬼は再び若い女性を狙うでしょう。富貴巡査とひじりさんにはおとりをやってもらいます。」

 「怖いです。」「警察官なら吸血鬼を捕まえることは義務なのよ。」

富貴巡査は、犯人を捕まえることが義務で、吸血鬼は関係ないと言いたいが野間係長も怖いので黙ることにする。

 吸血鬼は、野間係長の言う通り次の獲物を狙っていた。富貴巡査には、半田部長と成岩部長が付き夜道を行く。

 ひじりには、奥田部長が付いておとりをする。野間係長は一人で夜道を歩く。巻き込まれた美浜部長は遊撃として単独で動き、応援に駆け付けることになっている。

 妙齢のOLが一人で歩いて自宅に向かっていた。街路灯の無い暗い道に入った所で人影を見つける。

 OLは明るい道に引き返そうか立ち止まっていると人影が素早く動いて目の前に来る。OLは一瞬のことで逃げることが出来なかった。

 だが、OLの恐怖心は消え去る。人影は、透き通った青い目の美男子だった。OLは、これまでにこんな美しい男を見たことがなかった。

 一瞬で心をわしづかみにされる。美男子が言う。

 「夜の一人歩きは危険ですよ。私が家まで送りましょう。」「は、はい。お願いします。」

男と少しでも長く一緒にいたいと思う。断る理由はない。

 美浜部長は空き家を中心に警戒していた。M警察署管内には多くの空き家が存在する。そして、空き家の一つに男女が入って行くところを目撃する。

 美浜部長はオートバイを止めて、その空き家へ向かう。玄関の扉は空いている。空き家の中をライトで照らすと男女が抱き合っており。男は女の首に嚙みついていた。

 「何をしている。」

警棒を抜いて男に立ち向かう。すると男は女を突き飛ばして、逃げ出す。美浜部長は突き飛ばされた女を受け止める。すぐに手配の無線を上げて、さらに救護隊に連絡する。

 「邪魔しないでよ。あの人と抱き合って幸せだったんだから。」

女が美浜部長を睨みつけて言う。

 「殺されるところだったんだぞ。」「死んでも構わないわ。」

美浜部長は女の言動に驚くと共に本当に吸血鬼がいるのかと思う。

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