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第46話 野間係長の事情聴取

 野間係長は女子高生の霊に話しかける。

 「一体何があったの。」(とても美しい人に会ったの。透き通った青い目が私を見ていた。うれしかったわ。)

 「あなたは殺されたのではないの。」(私は、あの人のためなら死ねる思ったわ。本当に死んでしまったけど後悔はないわ。)

 「何をされたの。」(あの人は抱きしめてくれたわ。そして首に口づけをしてくれた。私の血があの人の中に流れ込むの。最高に幸せだったわ。)

 「吸血鬼に会ったのね。」(あの人をそんな下劣な言葉で呼ばないで。神にも等しいのよ。)

女子高生の霊は吸血鬼に心酔していた。野間係長はこれ以上の聴取は無駄だと判断する。

 「死神部長、帰るわよ。」「私は美浜です。」「なんなのだ。失礼だぞ。」

野間係長と美浜部長は、女子高生の両親や親族に睨まれながら式場をあとにする。美浜部長は野間係長に質問する。

 「まるで、両親を怒らせに来たようなものだ。代わりに何かわかったのですか。」「女子高生の霊は幸せに浸っていたわ。」

 「殺されたのにですか。」「彼女は吸血鬼に恋をして血をささげたのよ。」

 「吸血鬼なんているわけないでしょ。」「私もあったことないけど、霊や妖怪はいるのだから、吸血鬼がいてもおかしくはないわ。」

 「私には信じられない。」「頭が固いのね。」

野間係長たちがM警察署に帰ると二人は署長に呼び出される。

 「君たちは何をしているんだ。」「仕事ですわ。」

 「式場に行って通夜をぶち壊しにしたそうじゃないか。」「女子高生の霊に事情を聞いただけですわ。」

 「捜査は、捜査本部に任せて自分の仕事をしろ。」「これはオカルト係の仕事です。捜査本部は解散させてください。」

 「できるわけないだろ。美浜君、君がついていながらなんてざまだ。」「私は巻き込まれたのです。」

 「そうか悪かった。大変だったな。」

署長は本気で、オカルト係に巻き込まれた美浜部長を憐れむ。


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