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第24話 ショッピングモールの調査

 野間係長は半田部長が女の敵であるので富貴巡査と組ませることはできないと考え、憑依体質の成岩部長と富貴巡査を調査に向かわせることにする。

 「メタボ部長、富貴巡査とショッピングモールの調査へ向かってください。」「私はメタボではない成岩だ。」

 「さっさと行きなさい。」

野間係長が威嚇すると成岩美朝と富貴巡査は飛び出すように出ていく。半田部長が女性刑事を食事に誘っている。

 「半田部長、何やっているのですか。」「夕食の話をしているのです。」

 「まだ午前中です。仕事をしなさい。」「分かりました。」

半田部長は女性刑事の手を握ると自分の机に戻る。成岩部長と富貴巡査はショッピングモールでエリアマネージャーの話を聞くと地下駐車場のF区画へ案内される。

 地下駐車場に入ると富貴巡査の顔色が悪くなる。

 「どうした。富貴巡査、顔色が悪いぞ。」「ここは何ですか。古い霊がたくさんいますよ。」

エリアマネージャーが説明する。

 「ここは昔、処刑場があったそうです。でも、200年位昔の話です。地鎮祭もしていますよ。」「はあ・・・」

富貴巡査は何とか返事をする。地下駐車場は広大でF区画までかなり距離があった。

 「今日の歩数は稼いだかな。」

成岩部長が腹をプルンと揺らして言う。

 F区画に近づくと富貴巡査が突然耳を塞ぐ。

 「どうした。」「聞こえないのですか断末魔の悲鳴です。何かいますよ。」

 「慎重に近づこう。」「あんたたち何やっているんだ、F区画すぐそこだ。行きますよ。」

エリアマネージャーがしびれを切らして、さっさと歩き始める。成岩部長が制止する。

 「だめだ。止まれ。」

突然、エリアマネージャーの右足がざっくり切られて血が噴き出す。成岩部長はベルトで足の出血を止血する。エリアマネージャーは意識があるが至急治療が必要だ。

 成岩部長は防犯カメラに向かって大声を出す。

 「救急車だ。急いでくれ。」

防犯カメラに仕掛けられたマイクが音声を拾う。成岩部長は富貴巡査を見ると真っ青になって座り込んでいる。

 「富貴巡査、何をしている手伝わないか。」「だめです。あれ・・・、何ですか、あれ・・・」

富貴巡査には見えていた。青い肉塊に四本の足と鋭い鎌がついた二本の腕の化け物がいた。化け物の一つだけある目が富貴巡査たちを見ている。


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