第17話 心霊交番
T警察署N交番は、心霊現象に悩ませられていた。ある警察官は休憩中に金縛りにあい、また一人は交番の敷地の隅に兵隊の霊が立っていると言って毎日拝んでいた。
N交番には誰も泊まろうとはしなかった。泊まった警察官が恐怖体験をして朝、真っ青になって震えていた。
その警察官はないが起こったのか話そうとしない。ただ、二度とN交番に近寄ろうとしなかった。
そのためN交番に勤務すると夜中は隣の交番へ行くことが暗黙のルールになったいた。
そこへ新しい係長が転勤してきた。彼は霊といったものを全く信じていなかった。そこでN交番の警察官に指示する。
「夜中に隣の交番に行くことは認めない。ちゃんと自分の交番にいるんだぞ。」
しかし、誰も係長の言うことを従わない。そこで係長が皆に言う。
「N交番の心霊現象などただのうわさだ。私が一晩過ごしたら、いうことを聞いてもらうぞ。」
こうして、係長はN交番で夜を過ごす。すると朝になっても係長から連絡がない。心配した警察官がN交番へ行くと係長は交番の外で毛布をかぶって震えていた。
係長は1週間、休み続ける。そして、係長はT警察署に顔を出すと署長に退職願を提出する。署長は驚いて係長に質問する。
「N交番で何があったのかね。」「恐ろしくて言えません。」
こうして係長は退職して、会議でN交番をどうするか話し合われる。
「お祓いをしたらどうですか。」「すでにお祓いは何度もやっている。」
「M警察署のオカルト係に頼んではどうでしょう。」「あそこかー、余計な被害が出かねないぞ。」
「毒を以て毒を制するですよ。」「分かった。責任は私が取ろう。」
T警察署の署長は決断する。署長はM警察署署長に連絡を入れる。
「本気か何が起こっても知らないぞ。」「もう退職者が出ているんだ。猛毒が必要なんだ。」
「分かった。オカルト係を向かわせよう。」
M警察署署長は、じっとり汗をかく。




