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第14話 孤島密室殺人事件3

 落ち着け、おかげでオカルト係の出番はなくなったんだ。

 「どうして殺したのですか。」「私は会社を息子に任せようとしたのですが、青山君は私と仕事がしたい、息子が社長をやるなら辞めるというのです。」

 「それがケンカの原因ですか。」「はい、息子には青山君の力が必要でした。お酒が入っていて気付いた時には仕事用のナイフで刺していたのです。」

 「それで小屋に隠したのですね。」「怖くなって、小屋に隠しました。」

 「しかし、つっかえ棒で戸を開かなくするなんて手の込んだしたことをしましたね。」「そんなことはしていません。カギは掛けていません。」

 「誰がつっかえ棒をしたのだ。」「私にもわかりません。」

ほかに協力者がいるのか。もしかして、小屋でとどめを刺したのかもしれない。

 「お困りのようね。」「困っていない。考え中だ。」「任せなさい。」

野間係長は死体の横にかがむとふんふんと誰かと話しているようだった。

 「内海部長、あなたの考えは間違っているそうよ。」「どこが間違っているんだ。」

 「つっかえ棒は釣り糸を使ったと考えたでしょう。でも何も使っていないのよ。」「どうやってつっかえ棒をしたのだ。」

 「偶然なのよ。武豊社長が戸を閉めた時、振動で棒が倒れてつっかえ棒になったのよ。」

野間係長の話に漁師たちが感心する。

 「内海さんの彼女は美人だし頭もええのう。」「彼女ではありません。」

こうして、俺はオカルト係と台風が過ぎることを待つことになる。オカルト係は漁師たちと意気投合している。

 野間係長には嫁に欲しいとラブコールがすごかった。本性を知らないとは幸せだ。

 そして、驚くべきことにあの奥田部長が人の役に立つ。台風で沈んでしまった漁船をサイコキネシスで持ち上げたのだ。

 俺の大嫌いな奥田部長が人気者になる。台風一過だが俺の心は晴れない。


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