第13話 孤島密室殺人事件2
まず、被害者の身元を調べることにする。死体にはポケットに名刺入れが入っており
武豊美装専務 青山茂
となっていた。観光客のリストにあのオカルト係を省いた7人は同じ会社の人間で社員旅行に来ていることが分かっている。俺は漁師に漁師小屋の見張りを頼んで武豊美装の社員が宿泊している旅館へ行く。
俺は武豊美装の社長武豊勇夫に事情を聴くことにする。
「台風で大変ですね。」「仕事の予定がキャンセルになって大変ですわ。」
「皆さん揃っていますか。」「「おーい、みんないるかー」
「専務がいません。」「青山君がいないようです。こんな日にどこに行ったのやら。」
「専務の青山さんと思われる死体が発見されています。」「なにー」
「武豊さん、身元確認のためにお付き合いできますか。」「わかりました。」
俺と武豊社長は漁師小屋へ行く。武豊社長は死体を見ると大声を出す。
「青山君!なんてことやー」「青山茂さんで間違いありませんね。」
「間違えない。20年以上一緒にやってきたんや。見が違うことはない。」「私は近くで殺されて、この小屋に隠されたとみています。」
「誰がそんなことしたんや。」「わかりません。」
この時、、漁師が俺に聞く。
「小屋は密室だけど犯人はどうやって外に出たのだ」
「簡単なトリックさ釣り糸などを棒にテープで貼り付けて引き戸を閉めてから糸を引けばつっかえ棒になる。糸とテープは戸の隙間から回収すればいい。」
「ほーっ、刑事さんみたいだなー」「私も警察官ですよ。」
「悪い悪い駐在さんだと思っているから警察官だと忘れていたわー」
駐在も警察官だぞ。まー仕方がない。後は、社員から事情を聴いて仲の悪かった者やトラブルがあった者を絞り込むか。
俺は社員1人1人から事情を聴いていく。すると青山は人に好かれる性格でトラブルなどもないことがわかる。ただ、社長と会社の方針で宴会の時、言い争いをしたとわかる。
俺は武豊社長に声をかける。
「私に話すことはないですか。」「駐在さん、何が聞きたい。」
「青山さんのことです。」「私は何も知らん。」
「ここは島の中です。外から来た人は目立ちますよ。」「脅すつもりか。」
「いいえ、島の人たちに聞けば、外で争ったりすれば、私の耳に入るということです。」「・・・・・」
この時、聞きたくない嫌な声が聞こえる。
「駐在さん、殺人事件だそうですね。解決してあげましょうか。」「野間係長、結構です。」
「あれ、私のことを知っているの。」「俺はM警察署の刑事をしていました。内海です。」
「内海、聞いたことないわね。」
この女、頭腐らせているのかー、俺は絶対に忘れられないのに。
「野間係長、内海部長ですよ。あの島に飛ばされた。うぷぷぷ。」
奥田、お前のことも忘れないぞ。何度、現場をサイコキネシスで破壊されたか。
「奥田部長、笑ってはダメですよ。駐在も立派な仕事です。」
富貴巡査、可哀想にオカルト係なんかに配属されて。まともなのはお前だけだ。
「野間係長、事件は俺が解決します。」「そういわないで、協力してあげる。」
「だから結構です。」「暇なのよ。」
暇ならいつものようにダラダラしていろよ。
「駐在さん、私が殺しました。」「えっ。」
武豊ー、ここからいいところなのになんで白状するんだよ。粘れよー




