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再出発(はじまり)
ふと目を開けて辺りを見渡す。薄暗く、地面の真ん中にはレッドカーペット、奥行きがあり左右の壁にはステンドグラスと松明が交互に並ぶ。どうやら城らしきところらしい。そして自分はというと、黒い服を身にまとっていて指輪等のアクセサリーは身につけてなく細身である。あと、地面より少し高く階段を登ると背もたれの高い玉座があるが自分はそこに座っている。
「第148番目魔王シュバルツ様!この王国に繁栄を、人間国に復讐を!!」声がある方に見下ろすと、そこには幹部らしき悪魔5匹とその後ろには兵隊らしき悪魔が大勢いて直立で整列している。
この光景を目にした瞬間、魔王シュバルツは腰に手を素早く回した…が腰には何も身につけていなかった。
(なんだよ急に…)なぜこのような行動をしたかは自分でも分からなかった。