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異世界転生なんてない  作者: ゆーとぴあ
6/7

ユト・ユートピア③

新しい刺激があると、前にあったこと忘れがちだよね

 ユトが目覚めると、空は夕焼けになっていた。

 2時間くらい…?気を失っていた…?なんで??

 目覚める前の記憶をたどると、空にまばゆい光を見つけて、流れ星だと思い、願い事を考えていたことを思い出した。

 「モモと結婚できますように」って願えば良かったかな。ユトは思ったが、叶うはずがないと知った直後にそんな願い事はできないよな、と思い直した。

 それにメロにも悪いしな。ユトは、ついでに思ってもいないことを呟いて、善人ぶった。

 とにかく、今はもう帰らないと。日が沈む前に村に戻れるか微妙だな。ユトは、少し急いで村に向かった。


 2~3分ほど、速足で歩いていると、女の子の叫び声が聞こえた。モモ…!?いや、声が違う。それにしても、今日はなんて日だ!!色んなことが起こりすぎて心が折れそうだ。知らない人の声だし、村の人でもなさそうだから見て見ぬふりをしよう。と思ったが、女の子が視界に入ってしまった。

 か、かわいい。いや、きゃわいい。いやいや、これは美しいという域の女性。村にはいない。とスケベ心が出る前に、女の子を襲う魔物と目が合った。…グリズリー!!しかも、見たこともないほどデカい!!

 ユトは、泣いた。自分の不遇を悲しみ。

 ユトは、泣いた。今日、人生が終わることを悟って。



お読みいただきありがとうございました

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