表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モノクロームに愛された者たちへ  作者: ヤナギ ショーキ
50/54

こうして私は、同じ舞台に立っている

 授賞式当日、私の心は期待と高揚感でいっぱいでした。


 壁に施された花の装飾と柔らかな照明が、会場全体を温かく照らし出していました。


 受賞者、その家族、そして親しい友人たちの希望に満ちた表情が、会場の空間を埋め尽くしているのでした。


 式が始まり、審査員によるスピーチと各賞の授与が順に行われました。


 そしてついに、審査員特別賞の発表の瞬間が訪れました。


「審査員特別賞は、独創的なアイデアと心を動かす表現力、伝統的な枠を超えた革新的な思考と、深い感情を呼び起こす豊かな表現が見事に融合した作品に贈られます。受賞者は──」


「赤原夏月さんと、蒼井沙楽さんです」


 アナウンスにより、私たちの名前が呼ばれました。


 顔を見合わせ、私たちは手をつなぎながらステージに上がりました。


 スポットライトが目に眩しく、会場からの温かい拍手が私たちを包んだ瞬間、私はお互いの努力と情熱、そして、今までに越えてきた試練を思い出しました。


 この賞は、長い時間をともに過ごし、アイデアを磨き上げた努力の証でした。


 私たちは、支えてくれたすべての人々に感謝の言葉をささげました。


 こうして私は、私たちは、お父さんと同じ舞台に立っている。


 夢が現実のものとなり、私はこの瞬間を自身の体験として感じている。


 私の手には、小さいながらも夢にまで見ていたトロフィーが握られている。


 その時、私の心はこれ以上ないほどの満足感と感謝で満たされるのでした。


 私たちの創作活動は、私たち自身の物語だけでなく、私たちを取り巻くすべての人々の物語も紡ぐものです。


 これから先も、私を正しい道へ導いてくれたすべての人々の期待に応えるために、私は創作活動を続けていくことを心に誓うのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ