表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーレム学園に勇者として召喚されたけど、Eランク判定で見事にボッチです~なんか色々絡まれるけど、揉め事は全てバイオレンスで解決~  作者: まんじ(榊与一)
魔界学園編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

79/81

第13話 サマソ!

「随分と素敵な夢をお持ちな様で。モモミさんは」


断った理由。

そして目指す先を聞いて、俺はモモミに白い眼を向ける。


まあ彼女の目的を一言で纏めるなら、超逆玉だ。

そして今回は、男爵家程度で満足できないから袖にした訳である。


想像以上にいい性格してるわ。

この女。


「見事なまでの寄生虫マインドだな」


「い、良い女が良い男を捕まえるのは自然の摂理です」


俺の嫌味に、モモミが不服そうに言い返してくる。


その考え自体は、まあ間違っていないだろうとは思う。

優れた者が優れたパートナーを選ぶのは、自然な事だろうしな。


――問題は、モモミが良い女でも何でもないという点である。


彼女の見た目が、魔物うけが良いのは事実だ。

貴族のボンボンが、遠めから一目ぼれするぐらいだからな。

クラス内でも、どうやら相当人気もあるようだし。


俺には全く理解できないが。


まあそこには目を瞑って、凄い美人という事にしておく。

が、それを加味しても、やはり俺にはこの女が良い女とはとても思えなかった。

都合が悪くなったからって、距離を置いていた強者に泣きつくようなゴミが、良い女の分けがない。


こいつは運よく手に入れた美貌って名の皮をかぶっているだけの、中身のないスポンジ女だ。

俺から見たら完全にゴミである。


「何がいい女だよ。完全に見た目頼りじゃねーか。それで貴族の家に上がり込んでも、お前に求められるのはただのお人形さんだぞ?」


地球でも、とにかく金を持ってる相手と結婚したがってる様な女はいる。

だが、中身の求められない形でパートナーと生涯を共にするとか、何が楽しいのか俺には全く理解できん。


しかも相手は貴族だ。

平民の嫁なんて、歳をとって見た目が衰えだした時点で冷遇される出すのは目に見えている。


え?

お前は貴族の事を知っているのか?


知らん!

が、大体想像つくじゃん。

金持ってるやつが、古くなって劣化した人形を後生大事にすると思うか?

思い入れがあるならまだしも、見た目だけで選んでるんだぞ?


「構いません!それでも私は素敵なエリートをゲットしたいんです!」


モモミが堂々とそう告げる。

やべぇ、こいつガチもんだ。


「まあそう言うなら、もうこの話はここまでにしとこう」


モモミの人生だ。

自分の信念の元突き進むのなら、俺の言葉は余計な雑音でしかない。

正に大きなお世話って奴だな。


「じゃ、ここからは本題に入ろう」


俺は周囲に結界を張る。

これで俺とモモミの姿は、周りの奴らから見えなくなった。

ああ、俺達を盗み見してる奴は別な。


「本題……ですか?」


「ああ。俺はお前みたいなタイプが大っ嫌いだ。そしてそんな奴が俺を利用した……言いたい事、分かるな?」


見た目だけでマウントを取り、世の中を渡って行こうとするタイプの人間。

俺はそういう奴が大っ嫌いだ。


まあ、俺には見えないだけでそういう奴らも努力しているのかもしれない。

だから否定はしないさ。

そう、否定はしない。


但し……俺に関わらなければ、ではあるが。


コイツは俺を利用した。

被害者だからと手を差し伸べてやった訳だが――


掴んでみたらうんこだったで御座る。


とくれば、手を洗わないと駄目だよな?


もちろん相手の血で。


「あの……軍曹……おっしゃってる意味が、良く分からないんですけど……」


分からないとか言いつつ、モモミは顔を引きつらせながら後ずさる。


「考えるな。感じろ。つまり、お前はこれから酷い目に合うって事だよ」


モモミが感じるのを悠長に待ってるのも億劫なので、一緒に正解も答えておく。

これが時短って奴だ。


次代はやはりタイパよ。

意味があってるかは知らん。


「な……殴ったりしないって言ったじゃないですか……」


「ああ、あれはもう消費期限切れだ」


俺の言葉は、発すると同時に消費期限が切れる仕組みになっている。

でないと、物事に柔軟に対応できなくなってしまうからな。


まあだが単に嘘をついた様に思われるのも癪なので、殴るのではなく鼻くそで……

いや、貴重な鼻くそをウンコ女なんかに使うのはもったいないな。

蹴りでいいだろう。


盗み見てる貴族も、鼻くそで吹き飛んだら何が起こったのか理解できないだろうし。


「安心しろ。カエル野郎の兼は俺がちゃんと処理してやるから……お前は安心して寝てろ」


「ぐ、軍曹!待ってください!私考えを改めますんで!!」


「こいつぅ。猛獣の折に手を突っ込む様な真似をしておいて、今更だぞー。サマソ!」


「ブゲッ!?」


縦回転の蹴りがモモミの顎を捕らえ砕く。

やっぱデートの締めと言えば、サマーソルトキックだよな。

恋愛系の雑誌にも、きっとそう載ってるに違いない。


知らんけど。


「まったく。無駄な一時間過ごさせやがって」


さて、次はカエルの処理だ。



拙作をお読みいただきありがとうございます。


『面白い。悪くない』と思われましたら、是非ともブックマークと評価の方をよろしくお願いします。


評価は少し下にスクロールした先にある星マークからになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ