表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハーレム学園に勇者として召喚されたけど、Eランク判定で見事にボッチです~なんか色々絡まれるけど、揉め事は全てバイオレンスで解決~  作者: まんじ(榊与一)
ハーレム学園編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

58/78

第58話 私の戦闘力は……

絶好調。

体が軽いし、見える世界すら変わってくるレベルだ。


そのせいかテンションが上がり過ぎて――


『俺か……俺はスーパー墓地だ』


とか、意味不明なセリフを口にしちまったぜ。


正に黒歴史!


後でビートとリリスには、余計な事は言うなと口封じしとかんとな。


「馬鹿な……今の攻撃をはじき返しただと……」


上空の魔神帝が、信じられないと言った感じに目を見開いて俺を見ていた。

御自慢の攻撃を容易く蹴り飛ばされたのだから、まあ当然の反応だろう。


自分で言うのもなんだが、今の俺はとんでもなく強い。


「いい事を教えてやるよ」


どれぐらい強いのかと言うとだ――


「俺の戦闘力は53億だ」


ドヤ顔で魔神帝にそう告げる。


そう53億。

それが今の俺の戦闘力である。


駄目元の覚醒で4倍以上になるとか、流石の俺もびっくり。

どうやら俺は超が付く天才だった様だ。


その数値、実に魔神帝の2,5倍以上。

さあ、ビビりまくれ。


とか思ったのだが……


「53億だと?何を訳の分からない事を」


俺の言葉に、魔神帝が『何を言ってるんだこいつは』的な怪訝な表情になる。


そういや戦闘力の数値は、神から貰ったチートで俺だけが見てる物だったな。

そりゃいきなり53億とか言われても意味不明か。

自分の戦闘力の数値だって知らない訳だし。


「ま、あれだ。お前の倍以上強いって事さ」


「戯言を。奇跡的に攻撃をはじき返せたからと言って、調子に乗るなよ小僧」


御自慢の攻撃を、あれだけ綺麗に蹴り飛ばしてやったってのに。

魔神帝はまぐれだと判断した様だ。


まぐれどうこうで出来る訳ないんだが?

こう言うのを多分、願望(バイアス)って言うんだろうな。


「おいおい。今調子に乗らなきゃ、いつ調子に乗るってんだ?ま、俺の実力を疑うってんなら攻撃して来いよ。この場から一歩も動かず受け止めてやる」


開幕ぶん殴ったら、ノーダメージでニヤリとかされたからな。

今度は俺がそれをやってやる。


「ふん、ならば死ね!!」


魔神帝が両手を前に突き出し、その掌からエネルギーの塊が打ち出された。

それも連続して大量に。


グミ撃ち。


通称負けフラグと呼ばれるそれを選択する辺り、魔神帝自身も感じてしまっているに違いない。

揺るぎ様のない、自身の敗北を。


いやまあ、地球での知識前提のフラグだから流石に違うか。


「跡形もなく消し飛ぶがいい!!」


奴の放ったエネルギーが次々と直撃する。

俺は予告通り、それを防ぐ事なく全身で受け止めた。


「墓地君!」


「ボッチー!!」


ビートとリリスが叫ぶ。


急に俺の名を叫ぶとか、頭のねじでも吹っ飛んだんだろうか?

それともまさか今の俺が、この程度の攻撃でやられるとか思ってんじゃないだろうな?


だとしたらあいつらの目は節穴だ。

まあ恋は盲目って言うから、そう言う事にしておいてやろう。


「はははははははは、馬鹿め!はははははははは!!」


魔神帝の馬鹿笑いが聞こえる。

俺を始末できたとか思ってるんだろう。


だが――


「――なっ!?」


爆発によって舞い上がった粉塵。

それが薄くなり、微動だにしていない俺の姿に奴の馬鹿笑いがピタリと止まる。

見る間に、その表情は目を見開く驚愕へと変化した。


「笑う門には福来るって言うぜ。もっと笑ったらどうだ?」


さっきまで気持ちよくボコっていた相手に、まるで手も足も出なくなる。


まさにNDKだ!

『気に入った』『悪くない』


そう思って頂けましたら、励みになりますので是非ともブックマークと評価の方をよろしくお願いします><


評価は画面を下にスクロールした先にある★のマークで行える様になってますんで><

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 戦闘力53億www
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ