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7 眠る前の沈んだ思考

マリッサside



明日、いやもう日が変わっているので今日はアメリアと二人で留守番だ。ノアとザイアスは夜に出掛けるので、朝方まで一緒に起きていた。



ベッドに入ったあと少し反省会をする。


自分でいうのもおかしいが、昨日は珍しく冷静さを失っていた。ノアが話したくなさそうなことを半ば無理矢理聞きそうになった。


結果としては話したくないわけではなく、どう説明すれば良いかわからないとのことだったけど、それも本心かわからない。

ノアは優しいからそう言ってくれただけなのかもしれない。



私たち四人は仲は良いけど、お互い話したくなさそうなことは聞かないスタンスだ。つまりあまり干渉をしないということ。それがとても心地よい関係だと思ってたのに、自分から壊しそうになるなんて。


今回はアメリアが止めてくれた。あの子は普段、話すのが苦手で自分の意見をいうのも得意なタイプではないけれど、実は芯があって強い子だと改めて感じる。


ノアも拒絶することなく答えてくれた。甘えてもいいって言ってくれた。恥ずかしくて拒否してしまったけれど。


ザイアスもアメリアのことはもちろんだけど、私のことも気にかけてくれる。


なのに自分はどうなのだろうか。役に立てているのだろうか。プライドが高いのは自覚していて、素直でもないし、ネガティブだし。


考えても仕方ないとここで思考を止めて、アメリアの方を向くと、すでにすやすやと眠っていた。


「おやすみ、アメリア」


返事がないのはわかっているが声をかけてみた。


さて私ももう眠いからゆっくり眠ろう。

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