終結
目を覚ますとそこはバスの中だった。傷は回復してある。前には煉がいた。
「昭!起きたか。あれで死なないとは…お前、実は不死か?」
「かもしれないな…これはどういうことだ?」
「移動を始めたんだ。国会へのな」
「昭さん!起きましたか!」
「朱梨!なんでここにいるんだ?」
「助けに来たんですよ!総理からこっちの人達を運んでくる依頼を受けて車で来たら、恵さんが何かに気付いたみたいで駆けつけたんですよ!」
「俺は、どんぐらい寝てた?」
「大体1日だな」
「あと、私は怒ってますからね!いきなりいなくなるし!」
「ちょっとやらなきゃいけない事あるから…」
「逃げないでください!!!」
昭は平行世界に入る。そこには『傲慢』の姿があった。
「どれだけ私を捕らえておくつもりですか?そろそろあきたんですけど」
「『強欲』は死んだぞ。俺が殺した」
「そうですか。私も殺しますか?」
「いや…戦える人材を探してるんだが、お前はどうしたい?」
「私を雇うんですか?理解しがたいですね」
「で、どうなんだ?やるのかやらないのか?」
「やりますよ。仕方なく…」
そうしてバスの中に戻ると煉が剣を構えた。
「なんでそいつがいる!?」
「大丈夫だよ!!こいつは俺たちの仲間になったんだ」
そうして、何事もなく国会にたどり着いた。




