新たな旅(3)
さっきの少年に話を聞くのは諦め、ひたすらに走っていた。すると人が見えてきた。やっとたどり着いたのだ。出来るだけ距離を置き、ガスマスクが手に入る場所を聞いた。すると雑貨屋に案内され、そこで何事もなく手に入れられたのだ。雑貨屋の店主は、優しそうなお婆さんだった。
「ここの集落の中心となってる場所ってどこですか?」
「ここから少し歩くとつきますよぉ」
俺は黒い羽織と手袋も買い、言われた場所に向かった。
着いた場所は、ただの民家だった。インターフォンを鳴らし、ここの皆の事について提案があるといったら、中に入れてもらえた。
「国会に大きな集落を政府が造っています。そこにここの皆が移住するのはどうでしょうか?移動は俺のスキルでどうにかします。」
「いい考えだけど、準備をしてる間ここを守って貰わないと困るんだよ」
「なんでですか?」
「怪しい奴らがここを支配しようと動いてるみたいなんだ。」
「わかりました。ここを守護します。」
「ありがとう!もう1人護衛役がいるから、その人と協力してくれ!」
言われたように協力するためにその人に会いに行った。
「あなたがここの守護をしている煉さんですか。俺は、今日からあなたの手伝いをする昭です。宜しくお願いします」
「おい!お前は強いのか?俺は、強い奴と戦いてぇ…」
(がっつり、ヤバい奴だ…)




