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戦争(2)

 斎藤隆二は兵士が戦っているところからそう遠くない大きな建物の中にいた。そして勝利を確信しながら笑みを浮かべるのだった。だが、1人の男がその建物に近くことで事態は急変する。

「お前らが、この戦争の立案者か?」

「そうとも。私の名前は斎藤隆二だ。貴様の名前は?」

「新城昭だ。てめぇを倒しにきた」

「私を倒すだと?笑わせてくれる。貴様ごときが、「獣神」を持つ私に勝てるのかな」

「余裕だよ」

その言葉を言い終わると共に戦いの火蓋は切って落とされた。斎藤隆二は身体を獣に近い形にして、素早い動きと鋭い爪と牙で攻撃をした。それに対応すべく、昭は「身体強化」を発動しながら、火事場の馬鹿力を使っていた。普通の場合使われることがない人間の残り80%の力や脳。一般人では火事場の馬鹿力に耐えれず死んでしまうことが多い。だが、昭の身体は鬼に近づきそれが使えるようなっていた。脳で間合いを完璧に読み、ギリギリで避け、無駄のない動きで斎藤隆二を圧倒していた。だが、操っているのは、この男ではないとわかったのだ。この男も操られている。そうと解った以上この男を殺す訳にもいかない。だから、「昇華」を使わず戦っていた。

 斎藤隆二は、焦っていた。自分のより約10歳も離れている子供に負けかけている。(だがこの戦いに負けても、この戦争には勝たなければ)そう思った斎藤隆二は、進藤宗一に助けを求める。

「やっぱり、このぐらいで負けたか。残念だな~。やっと使える人形が手に入ったと思ったのに。」

頼みの綱であった進藤宗一はそう言い、笑った。

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