表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/55

激闘

 俺は、向日葵を発動しながら魔物を斬っていく。一撃で体力を削りきればそのまま消滅するが、体力を一ミリでも残すと回復する。向日葵の影響で回復するスピードは、発動してない時よりずっと遅いけど。(向日葵だけじゃこの状態は改善出来そうにないな)「昇華」でまだ試してないことがある。2つ以上の華を使うことだ。俺は向日葵を日本刀にまとわせながら、風船葛を発動した。すると右の肩にあった向日葵の痣はそのままで、頬に風船葛の痣が浮かび上がった。成功だ!!魔物を斬り、その傷に向日葵と風船葛を喰らわせた。だいたいの魔物は、消滅する。だが、一つだけ問題があった。魔力の消費が激しいのだ。供給される分より少し多いため、溜めていた魔力が減っていく。だが、この前だったら朝まで持つだろう。

 そうして、日付が変わり3時過ぎ頃になった。すると一日目の夜のような出来事が起こった。強い魔物が出たのだ。種類は、ドラゴン。あの魔物達よりランクは2つか3つ上、魔物が強化されたこともあり、とても強くなっていた。気を引き締めて、戦い始めたのであった。

 予想したとおり、一筋縄ではいかない。皮膚がとても堅く、刃がとおらないのである。傷がつかないと風船葛も向日葵も使えない。(攻撃をあたえられないなら、これを使うか)俺は、向日葵も風船葛の発動をやめ、一気に魔物の首に近づき新たな華を発動した。

「昇華!彼岸花!!」

 どれだけ防御力が高くても、この能力からは逃れられない。なぜなら《魂を斬る》のだから。そのまま首を斬ると身体には、傷がつかず、眠るように倒れた。それと同時に俺は、倒れていた。彼岸花は、ほぼ最強と言っても過言ではない。それ故に、魔力を尋常じゃないほど使うのであった。

 どうにか立ち上がり、魔物の足止めをしていると恵が仲間を連れ来てくれた。俺の戦いを市長が見ていて、危険そうだったからみんなを呼んでくれたのだ。気が抜けた俺はそのまま寝ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ