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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
セル―カ王国の復興
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そして、奴隷商はいなくなった!


その日は雷雨だった。

風が吹き雷が鳴る。

王都ブルジュは薄暗く雲がたれ込めていた。


今 王都に山鹿流の陣太鼓の音が鳴り響くwww

(忠臣蔵・吉良邸討ち入り時の太鼓の音です)

  

ドンドン♪  ドンドン♪  ドンドン♪


エルノスティ国王とともにサラはキシたち47名、

なぜか新選組のあの水色っぽい段だら模様の和服を着ている。


「サラ殿! この衣装はなんですか!!」

「え~と  僕の趣味です  縁起かつぎですね!」

「趣味・・・・」



大河ドラマ風にサラはナレーションをいれる。


「我ら赤穂新選組・エルノスティ国王、サラ以下47名は

王都ブルジュの闇にうごめく悪逆非道な犯罪組織・・・・・

すなわち! 全世界の悪の象徴! 奴隷商ギルド撲滅のため決死の覚悟を決め

今! 出陣するのであった」


「サラ殿は中二病・・・・・いや ノリノリですなぁ! 」

「このビックウェーブにノリノリするしかないのですよ! 」




ミレイユは留守番である。  流血の可能性があり、泣かれると困るからである。

しかし、流血マニアの国王と手段を選ばないサラの組み合わせは 危険すぎるのじゃないか!?



路地の奥まった位置に存在する屋敷。  どうやら不法占拠してるらしい。 

そこが臨時の奴隷商ギルドになっている。

セル―カ王国では 奴隷は不法である。

もちろん セルーカ王国が復興した今、事実上の不法組織であった。

その屋敷に踏み込むのはエルノスティ国王とサラ。   

キシたち47名は外に待機してもらった。

エルノスティ国王は正当防衛の名のもとに暴れたいらしいwww


思考が悪役的となっており、サラと似た者同士である。  



路地奥の不法占拠している屋敷に向かって 

腰まで長い銀髪で整った顔の美女としか思えないエルノスティ国王と 

青い髪をした猫耳メイド少女姿のサラが 

恐れる風もなく堂々と歩んでいく。


そして 銀髪美女の片手に持っている長く巨大な鉄製の棒を怪力魔法で軽々と持ち上げ、

屋敷の玄関にむかって 物凄い勢いで投げ込んだ。


ドガガガガー    ドドド~ン


雷雨で雨が降りしきる中、奴隷商ギルドの玄関に突き刺さる巨大な鉄棒!

そこに、たまたま!?なのか、上空の雲がうねりだし静電気が発生!

そして・・・雷が鉄棒めがけて落雷したのである!!! 

(主人公補正なみの演出です)


ドシャ~~~~~ン  


その電撃攻撃により、ギルド内部からは悲鳴と呻き声とともに、

玄関は完全に吹き飛び、風通しがいいぐらいの大穴ができてしまった。



「電柱でござる!!」「天誅でござる!!」


猫耳メイド少女(サラ)は叫びながら、破壊され大穴の空いたギルド玄関へ突入した。 

それを追うように銀髪で整った顔の美女(男の娘のエルノスティ国王)も突入する。


奴隷商ギルド玄関ホール内は、突っ込んできた電柱(巨大な鉄棒)と電撃攻撃を受け、破壊と混乱の状態。

柱や壁は破壊され、机や椅子は散乱し、

何人かのギルド幹部と思われる人物が 電気ショックのための痛みなのか!?転げまわっていた。


いきなりの事態に状態を掴めない十数人のギルド幹部は 時が止まったように茫然としていたが、

そこへ、突入してきたエルノスティ国王とサラを目撃したため、武器をすかさず持ち、相手を睨む。


「てめぇら  何者だ! ここがどこだか分かっていて喧嘩を売ったのだろうな!!」

真っ当な商売をしてない犯罪組織であるので ギルド幹部のガラは悪い!!

・・・・・いきなり電柱を投げ込み 討ち入りするエルノスティ国王とサラも同じ穴のウジナのようなものだが・・



ここでサラは 魔具スピーカーから あれなBGMを流す。♪♪

「セル―カ王国エルノスティ王であるぞ!、控えおろう」

ついでに セルーカ王家の紋章が刻み込まれている印鑑も見せた。



「なに!?・・・  印鑑が小さくてよく見えない!!!」

「・・・・・」

サラは 白い紙にその印鑑でハンコを押し 王家の紋章を見せたのであった。

・・・・でも紙に印された紋章が小さすぎて ギルド幹部に認識されることはなかったのである。

「認識されない!? 印鑑が小さすぎたのだ」




そんな他愛もないことよりも・・・・

武器を持った十数人のギルドの幹部たちと、二人の少女は対峙しているのである。

少女二人は ほぼ丸腰、女の細腕徒手空拳では、たとえ能力ある魔導師であったとしても、

簡単にねじ伏せることができるとギルド幹部は考えた。



「ふっふっ 笑わせるな!!  セル―カ国王だと!!  おまえたちは女じゃねーか  どこが国王なんだ!!」

ここの奴隷商人ギルドの情報網は貧弱すぎた。

エルノスティ国王が男なのに絶世の美女という情報を得ていなかったのである。 



「おい! ねーちゃんたち  これだけのことをやったんだぜ!!   分っかとるんだろうなぁ」

「いたぶって殺す前に 俺たちがおもちゃにしてやるぜ」


ギルド幹部たちの下衆な笑いが 玄関ホールに響きわたる。


「死にたいようだね! 犯罪者諸君」

 ズドーーーーーン


エルノスティ国王の回し蹴りに吹っ飛ぶ幹部のひとり!! そして壁にめり込む!!

多分、だめだな!!

おそらく天に召され・・・いや、地獄に召されているだろう!! 


ミレイユ陛下が一緒に来ていたら ヒールぐらいのサービスがあったのだが。


「俺はエルノスティ国王。 男だ! お前らを逮捕しにきた! 」


奴隷商ギルドは 一挙に騒然となる。

「え!? 男!? 」

「そんなことより、  やつは・・・・・・あの男の娘はしゃれにならん!! 」


これは 本気で相手をしないと駄目な奴だと気づき、地下で待機中の用心棒を全員呼び出してきた。


あたかも、家具の隙間からゴキブリが 這い出るように続々と地下通路から現れる用心棒。

見るからにガラが悪く 凶悪そうな連中が勢ぞろいしてきた。


総勢50人が二人を囲む!!

「お前たち 相手が女・・・・ いや男だと思って油断するな!! 奴は相当な凄腕だ!」


「ゴキブリたちの ご登場ですね。  ホイホイしちゃいましょう」



「ゴキブリだと!!! 」


「その 油っぽく黒っぽく・・不潔ぽくゴミ箱ぽく・・・ 人間やめてますね 」


「うぉぉぉぉ~  殺してやる~」

易々と挑発に乗ったゴキブリ(用心棒)がサラに向かって 一斉に襲い掛かってきた時



ズド~~~~~~~ン!!

凄まじい地震のような揺れが屋敷全体を揺り動かした。


エルノスティ国王は、怪力系魔法によってパワーアップした拳を

自分の足元、玄関ホールの床に向かって一撃したのである。


その一撃で床は 波打つ海面のような状態となって めくり上がり、

壁はドミノ倒しのように倒れ、

柱は粉々に粉砕されていく。


サラをはじめ、ギルド幹部、用心棒たちも立ってられず、凄まじい揺れに座りこむほどだった。


ゴッゴゴゴコゴゴゴ~~


天井を支える柱も壁も崩壊した結果、重力の作用により・・・・・頭上から天井が落ちてくる!!

つまり・・・これは!!!

奴隷商ギルド屋敷の倒壊である。



エルノスティ国王はサラをかかえ、頭上から襲ってくる瓦礫などものともせず すぐさま屋敷から脱出して助かった。



ギルド幹部や用心棒の人たちは どうなったのだろうか・・・・たぶん倒壊した屋敷の中で・・・

運がよければ助かってるだろう!


エルノスティ国王は たった一振りの一撃にて 奴隷商ギルドの屋敷ごと用心棒及び幹部たちを完膚なきまでに始末した!!



そこには瓦礫となって崩れた屋敷を、雨が嘘のように晴れ上がり 雲の合間からの日差しで明るく照らしている。

その瓦礫の上で エルノスティ国王とサラが勝利宣言をしているかのように、仁王立ちしてたのであった。


用心棒もギルド幹部も誰ひとりいない。



「僕も下敷きになりかけた~よ~   危なすぎだよ  国王陛下!!」

サラが めちゃくちゃプンプン状態。



「ごめん ごめん ついついうれしくなって! 一撃を入れちゃった!!」




---------------------------------------



・・・・・その後 キシたちによって、瓦礫にうずもれている奴隷商人や用心棒を救出し 

そのまま牢屋に送られるのであった。


死者の数は・・・サラは報告書で死者数を黒くぬりつぶして、

国王による屋敷倒壊事件がなかったことにしたのであった。


 またまた隠蔽工作をするサラであるww



奴隷商ギルドから押収した資料により、王都ブルジュに潜伏する奴隷商の名前があきらかとなった、

後は 残りの奴隷商の逮捕である。

もちろん、エルノスティ国王は よろこんで奴隷商人狩りを楽しんだ。

イノシシ狩り、鹿狩りと同じ感覚である。

もしかして 奴隷商の奴隷狩りと本質は同じかもしれない・・・・



セルーカ王国は奴隷制はなかったのだ。 違法にセルーカ国民を奴隷にした場合の罪状は・・・処刑!!終身刑!?

逮捕された奴隷商人には 処刑が執行されるまで たっぷりと奴隷の生活を満喫してもらおう!!


しかし! こんな奴隷商人たちにも 罪に問われず釈放される唯一の方法があったのである。

それは・・・・売却した奴隷をすべて買い戻し 彼らにそれなりの賠償金を支払ったなら、その奴隷商人の罪を帳消しにできる。

だが・・・売却した奴隷の書類など 残っていなかったり 曖昧の場合は、やっばし処刑となる運命であった。


奴隷商の親族たちが必死に買い戻す姿がみられたが、ほとんどの奴隷商は見殺しのような状態となっていた。


そんな 奴隷商狩りを エルノスティ国王とサラが楽しんでた頃、

空き家となった 建物の中で 瀕死の状態の高貴な服装した二人の男がベットで寝こんでいるのを発見された。

二人しかいない。  この空き家に二人をつれてきた兵士は、王子たちをおいて逃げたらしい。



「こっちは ラファーエル王子だね、  こちらはホールン伯だったかな」

エルノスティ国王は指摘する。 

王都がヴィジャナル王国軍によって陥落し エルノスティが捕虜になった際、

この二人と出会っていたのである。


「あの時は、こいつらは勝者として、牢屋の中にいる俺を見下していたが、

今は俺が見下す番だ」


「王子様ね!! 捕虜の価値が高そうだけど・・・・」

両者とも瀕死だね というか生きてるのか!?  おねーさまに治療してもらわないと!! 」

サラはさっそく、キシたちに命じ、ベットごとピラミッド宮殿に運ぶことにした。


両者をベットに寝かしたまま 運ぶことになったのだが、空き家のドアの幅が狭すぎて、

ベットごとだすことが できなかったため・・・・

壁をキシたちに破壊させたのだが、あまりの破壊力のため、柱まで破壊し、

建物が見事に崩壊したのであった。

ちなみに、エルノスティ王やサラは、あわてて空き家から脱出したので無事である。



エルノスティ国王の出向く先で 次々と建物が崩壊していく。

そういう仕様なのかもしれないww    





ラファーエル王子とホールン伯が  ピラミッド宮殿の医務室に担ぎ込まれ、

そこに 口のまわりをケーキのクリームをつけたミレイユが、駆けつけてきた。


「おねーさま!! 口にクリームが・・・ 聖女皇帝の威厳が・・・」

サラは ひとこと言った。


「セルーカ王国の宮廷料理人が戻ってきたので試食・・・おもわず・・・

ルナーリア王妃(仮)とともに食べくらべ・・・・してました」

恥ずかしそうにミレイユが小声で囁く。


「あ~ 僕も食べたかった!」

「後で、食べに行くといいよ」

「もちろん、いくよ!」


( ちなみに 後でエレオノーラ王女とパウネリア侍女大臣も加わり、試食会が大変なことになりました。 

がんばれ!! 宮廷料理人   )



そんな 食いッ気ばかりの和気あいあいな会話のなか、ベットでは瀕死の二人が寝込んでいる!



「あ~そうだった!! この二人を治療してあげて!!

・・・・ヴィジャナル王国の王子です。捕虜として高価値!! あと色々と役に立てそうです」

サラは何かを企んでいるのか!?ニヤリとした顔で寝こんでいる二人を見た。


「あ~ 治療ね 」


ミレイユは、二人に手をかざし、ヒール魔法を発動!!

たちまち 二人は回復するのであった。


片手間作業なみの雑な治療魔法であったが、ミレイユの治療魔法は完璧である。

自称聖女というだけのことはある。   自称だが・・・・




その後、サラの指示により、メアたちは二人の捕虜( ラファーエル王子とホールン伯 )が

目を覚ます前に 素早く特別室へと運びいれた。


そこは、3D映像投影魔具が仕込まれている部屋である。

この部屋に入ると3D映像が投影され まるで平原の真ん中にいるような錯覚となった。

そして、空には幻想的な巨大な輪っかを持つ土星が青空に浮かんでいる。

ついでに、清浄生活魔具により 心地よい温度とそよ風、

そして 甘く夢ごごちにさせるような香りが漂う!!! 

ここで 二人の捕虜を あたかも天国だと勘違いさせようというわけであった!!



まだまだ 仕込みをいれるサラ!! ベットの下に魔具をしかけて、録音した音を流しつづける。



======  ここは天国、ここは天国、女神がいます。女神がいます。ミレイユ様は聖女、ミレイユ様は聖女、

あなたは聖女に忠誠をちかう。あなたは聖女に忠誠をちかう ======



何度も録音音声を聞かせることにより 二人の深層心理に刻み込んでいく。

心を、染めるべき・・いや! 恐るべき洗脳計画である!!!




「 うまくいけば、この二人は・・・ ミレイユ信者に!!!」

サラの悪い顔がミレイユに笑いかける。


「サラちゃん! 顔が怖い!!」





--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) 恐怖の洗脳計画がついに・・・・






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