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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
セル―カ王国の復興
39/93

ブルジュ再建計画


セルーカ王国王都ブルジュ。


王宮は破壊され瓦礫と化していた。

もちろん大型輸送機・零式フガクの無茶な突入のせいで破壊されたのではなく、

ヴィジャナル王国の破壊工作によるものだと・・公式記録に記されているwww

 

ブルジュ王都内には 敵国であるヴィジャナル王国兵士の姿はもういない。

敵を追い払ったのだ!! ・・・・のだが、

一般住民の姿もほとんどいない。  

さびしい限りである。   なんとか人口を増やしたいものだ。



奴隷関係の商人が 王都内に奴隷商ギルドを設立しているらしい。

この王都をこの大陸での奴隷集積所にでもするつもりだったのか!?

国王エルノスティは いずれ奴隷商を排除し報いを受けさせるつもりであるのだが、

とりあえず、最優先すべきはヴィジャナル王国軍の再来襲に備えた王都の復興である



もちろん セルーカ王国の同盟国であるミレイユ聖女帝国は全面的に支援をしたのであった。


ブルジュ王都内では 聖女帝国配下のキシたちが、行列を作り行進している。

あたかもパレードのようであるが、住民がほとんどいないので見物人もおらず寂しいものである。

キシたちの目的地はブルジュ王都内で封鎖されているダンジョン探索であり、

そこから採れる資源確保であった。


これは・・・・

本格的な王都であるブルジュ再建をおこなうために ミレイユが指示したものである。


このダンジョンは 廃ダンジョンであり、魔物類は出現しなかったのはよかったが、鉱石類もすくなかった。

少ないとはいえ、鉄鉱、石炭、石灰ぐらいの採取はできたので、

さっそく城壁と王宮の復興に取り掛かった。


資源はキシたちによって 続々と飛空円盤内にある工場へと運ばれ、

精錬、加工、製品へと生まれ変わっていく。

とくに王都再建に必要な、プレハブ方式のブロック型ユニットが

元庭園跡に積み上げられ出荷されるのであった。


この中世のような魔法文明世界の中で、

この飛空円盤内だけは、サラの前世のような科学文明世界を再現している。



王都再建の建造物設計は、おもにミレイユの担当となった。 

・・・・・本人の希望である。 

サラは、いやな顔をしてたみたいだが・・・・

・・・・よその国なので どうでもよいと責任放棄したのであった。



こうして ミレイユの美的感覚がセルーカの建築史を、

おおきくかえることになるwww


まずは、王都の防衛力強化のための城壁の再建である。

ミレイユの設計計画に従い、

キシたちは城壁にむらがり、あたかも蟻のように、忙しく働いている。

「がんばって~ キシさんたち~」

掛け声だけかけるミレイユだった。


ミレイユのお好みである?四角形を基調とする城壁が、

キシたちの汗はでないのだが、努力の結晶によって出来上がっていく。


城壁は機能さえすればよいので、あまり見た目は必要ない。

高くて丈夫な城壁さえあれば問題ないので四角形でもよいのである。


不満があるのなら、セル―カ王国の人たちが、そのうち手をくわえるだろう!!


それに比べて王宮は酷かった!

やっちゃいましたね!!!


「四角形のようなデザインの評判の悪さは 私でも分かりますので、

頭を悩まし、最高の王宮を創りました」


ミレイユ、渾身のデザイン・・・


・・・・ピラミッドでした!!

巨大な三角ピラミッド!   高さ100m!!

でも石づくりでなく、鉄でてきてるので ピカピカに光ってます。

鏡のように光輝く建造物。  ある意味! 神々しさを感じます!!


「四角形が だめなら三角形!!」


ピラミッドです。地球の古代エジプトの再現です! スフィンクスがほしいとこです。

ちなみに サラが悪のりして、ピラミッド宮殿のよこに スフィンクスを建てました。


しかし、宮殿の再建はこれだけではありません!!

特にルナ―リア王妃(仮)に頼まれたあれが残ってます。


「あっ~~   ルナ―リア王妃(仮)に 睨まれまくったので・・・

・・・・庭園を再建しないと、またまた睨まれそうよ 」


しかし 長年の経験と試行錯誤で創られた庭園を簡単につくれるわけではなく・・・

ミレイユやサラでは無理でした!!!



ここで 名乗り出たのは ルナ―リア王妃(仮)!!!!であった。

ここで名乗らず どこで名乗れるのだろうか!?

ルナ―リア王妃(仮)の趣味力(オタク力)が試されるとき!!



ルナ―リア王妃(仮)の指導元、メアたちが草木を植えたり、造形物の配置。

あれやこれやで ルナーリア好みの庭園が造られていく。





そして、数日後ついに落成式!! 

(建造物建設期間としては 驚異的速さです!!  

でも・・・実はピラミッド宮殿の内部装飾については、後回しのため中途半端です。とりあえず見た目だけでも完成!!)



真っ暗な真夜中に いく筋ものサ―チライトで反射し、光輝くピラミッド宮殿。

遠くからでも確認ができ まるで灯台のようである。


その隣に鎮座するスフィンクス・・・・ なんのための建造物か不明である。 

「いえいえ、役割がありますよ!!

スフィンクス内部に対空砲を仕込んでます。空からの敵襲に対抗可能です」

サラがとんでもない一言をはいた!! 

「すごい防衛力だ」

エルノスティ国王は握り拳をかかげて喜んだ。


そして ルナ―リア監修の庭園。 

整えられた造形物と水路の間に 色とりどりの花々。

その花々を より美しく演出するために噴水による虹の橋ができている。

ルナ―リアはご満足のようだ。


「す・・すばらしい!! こんな短時間にこんな、 見たことないような・・・」

エルノスティ王の感嘆とした発言であった。


たしかに素晴らしい!! 光り輝く見たことないようなピラミッド宮殿・・・なのだが!!

三角形の宮殿って・・・ これはないだろう! という複雑な思いがあった

でも 見た目のインパクトは凄い!

間違いなく、逃げ去った民衆たちは国の復興を信じて帰ってくるはずであると信じたい。





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ヴィジャナル王国軍によって追われ難民となって山々に逃げた人々は見たのである。


月もでない闇夜の中。

遥か遠くに光輝くピラミッド宮殿の姿。 

そして王都を取り巻く城壁から夜空に映し出されるサーチライト。

花火が打ちあがり、まるで祭りでもやってるようだ。


そこへサラの開発した空間光影魔具の光が上空にむかって投射され

王都上空の夜空一杯に何やら文字が浮かびあがった。


< 酒類無料配布中・セルーカ王国復活祭 >


夜空に浮かび上がった巨大な文字を見て 王都から遠く離れた難民たちは現在の状況を知ったのであった。

もう我々は ヴィジャナル王国軍を恐れ、逃げ惑う必要がないことを!!

ましてや 王都ではお祭り騒ぎ!!!


「帰ろう 我が家へ!」

「帰ろう 王都へ!」


この光のイリュージョンは、セルーカ王国の健在ぶりを十分にアピールしたのであった。

これにより多くの人たちが、王都へ戻る決心を始めたのである。


(酒類の無料配布は、南海島のヤマタノオロチから手に入れた酒がなくならない魔法の徳利を使用しています!!)





その後、続々と戻ってきた住民たちは 生まれ変わった王都を目撃する!!


光り輝く壮大なピラミッド宮殿

鉄製の頑丈な城壁!!

その城壁上に ずらりと並ぶ煌びやかな完全武装の騎士たち( 聖女帝国配下のキシ )の威容。

そして、設置されている大型大砲( 魔導火薬式大砲 )の数々。


これらを見た人々は確信したであろう。   

セルーカ王国の復活は間違いないと!!

いや!! それどころか新しい時代の到来を感じさせるものだった。






こうして・・・

徐々に王都へ帰還してくる住民が増え始めたのである。

それにともない王都内では商店のいくつかが開業をはじめた。

にわかに活気づき始める王都の商業。

行き来する商人も徐々に増え始めた。


住民がある程度増え始めたころに、いよいよ聖女帝国の財源確保へと動き出す。



サラの提案により、王都内の大通り近くの空地にミレイユ聖女帝国の直売店を開設することになった。

ガラス張りのコンビニのような店である。

店の名前は・・・・・・・・{ 越後屋 }

店のロゴマークはサラの前世からパクッてきたようなロゴマークであるが パクリだと思う人物は この世界にいない。

・・・・と思ったら、

「前世の店そっくり!」という声を視察のため訪れていたサラが聞いてしまった。


「ゴクリ! 不味いバレた」


サラは、その声を漏らした人物をメアに命じて追跡させたのである。

どうやら少年らしい。 狭い路地へと入っていく少年をメアが尾行していく。


「証拠隠滅のため 抹殺はしないでよ!」とミレイユに言われた。


「おねーさま! 僕はそんなに悪逆非道じゃないです!!

前世記憶を持つ者を聖女帝国に取り込んで 聖女帝国の技術力アップに貢献したいだけです」


「勧誘に断られたら拉致するつもりでしょ」


「・・・・・・・」

なぜか黙るサラ!!



それから 戻ってきたメアからの報告を聞いた。

流れの冒険者でシメオンという少年であり、仕事を求めてこの王都に来たそうだが、

この王都には まだ冒険者協会がなく困ってるそうである。

珍しい白い髪に身体が痩せた少年。 

さっそく シメオンという少年に聖女帝国の仕官を誘う書状を渡すようにメアに命じた。


次の日には さっそくシメオンと名乗る少年が王宮に訪れたので、

サラは面接ののちに採用決定。   聖女帝国で初の官僚採用である。

とりあえず・・・{ 越後屋 }で働いてもらうことにした!!

( 前世の経験から、おもに在庫管理と帳簿付け ) 




聖女帝国コンビニもどき直販店{ 越後屋 }の品ぞろえは 唯一の領地である南海島の特産品であった。

ダンジョンからとれる兎角の肉のくんせい、肉みそ、ビーフジャーキー など各種肉製品、

付近の海域から釣れた魚を加工したカマボコ、干物、塩漬け などなど

お手軽価格で提供を始めた。



店を開店したころには、客数も少なく、

メイドの姿のメアが店員をしていることから、そのメアに釣られるような客たちが大半だった。

しかし、しだいに珍しい特産品を輸入していることが噂で広がっていき、客層も徐々に増加、

王都外から店に訪れる人々、ついには大量購入していく他国の商人も出始めたのである。



そうなると、唯一の領地である南海島と王都ブルジュを行き交う水陸両用車レオティーガーが、

ひっきりなしに往復しだした。

レオティーガーの客室にむりやり、商品を梱包して運んでいるのです!!!


聖女帝国のコンビニもどき直売店{ 越後屋 }の繁盛はしだいに王都内の商業を活発化させる起爆剤となったのである。

商業の活発化は王都の人口増加を促し、人口増加は より商業を活発化させ人口も増やしていく。


{ 越後屋 }の売上増加に大喜びのサラ!!  金貨が山のように溜まっていく。


ときおり、湯舟に金貨をためて、金貨風呂に入るサラが目撃された。

悪趣味である!!

・・・・・・ミレイユもサラに誘われて、金貨風呂に入ったのだが、

金貨の重さに埋もれて、身動きがつかず、溺れ死ぬとこだった!!!


そんなある日、直売店の売り子であるメイド姿のメアを拉致されてしまう事件が発生した。

真夜中に{ 越後屋 }の壁をペンキで塗る作業をしていたメアの一人が、数人の男たちに襲われ、そのまま連れ去られたのである。


『 きゃぁーーー 』

「おとなしくしな!!」

『 あなたたち奴隷商なのね! 』

「よく! わかっとるじゃねーか!!」


このメアから見た映像は、そのまま飛空円盤の艦橋ディスプレイに映し出され、ミレイユとサラは、それを眺めている。


「メアちゃんが強いので心配してないのだけど  なにかどきどきするね」

おもしろがるミレイユである。


「このまま拉致された状態で 奴隷商ギルドの本拠地の特定をしましょう」



拉致されたメアはサラの指示により 無抵抗のまま袋詰めにされ運ばれるのであった。

「兄貴! いい商品が手に入った! これは高く買ってもらえそうだ」

「げっへへへへ  こんな楽な商売は他にはねぇぇぇなぁ」




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次の日、奴隷商ギルドの地下にある監禁檻から、昨晩に連れてこられ売り飛ばされたメイドの一人がいなくなっていた。

鉄格子はひん曲げられ、壁は破壊されており、ギルド員の何人かは 壁にめり込んだまま呻いている姿が発見された。



帰ってきたメアから奴隷商ギルドの本拠地の場所が特定されたのであった。


王都ブルジュの治安と平和をまもるため いよいよ大掃除を始めるころかもしれない。

不法に人々を拉致し奴隷として売りさばく奴隷商ギルドの壊滅作戦である。



「今日は血の雨が降る!!」

エルノスティ国王は、実に楽し気な顔をしてたのであった。






--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) 古代七不思議のひとつ、ピラミッド宮殿




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