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傍若無人なる至高の聖女  作者: 抹茶な紅茶
南海リゾート泡沫事件
38/93

外伝@ エルノスティ王子物語


平和を愛し、無抵抗主義を貫くセル―カ王国王子・エルノスティがなぜ!!

殺戮マニアになってしまったのか!?

今! 衝撃の問題作が明らかに!!

君は最後まで見続けることができるのかwwww




ヴィジャナル王国によるセルーカ王国征服戦争


無抵抗主義を押し通すエルノスティ王子は、戦争に反対し、国王や親族たちとともに、敵と戦うことを拒否!!

ひとりで 侵略軍であるヴィジャナル王国軍駐屯地に訪れ、

平和を語りかけ話愛ハナシアイで解決しようとしたが・・・・

・・・・もちろん そんなことを応じることなく、そのまま捕縛されたのであった。



その後・・・・

セルーカ王国軍はヴィジャナル王国軍との決戦に敗れ、王都ブルジュも陥落、

国王、皇太子は戦死してしまいセルーカ王国は崩壊した。



そして、セルーカ王国全土を支配したヴィジャナル王国にとって、

セルーカ王族の血筋にあたるエルノスティ王子は、

政治的に重要な人物となった。

なぜなら、ヴィジャナル王家の人間がエルノスティ王子と婚姻することにより、

セルーカ王国の併合を正当化できるからである。


そういうこともあり、ヴィジャナル王国占領下のブルジュ王宮にて

幽閉であるのだが、大事な客人としての待遇をエルノスティ王子は受けていた。




だが、ヴィジャナル王国側の人々は大変な勘違いをしていたのであった。

エルノスティ王子を その見た目から王女と勘違いされ エルノステナという名の王女であると思い込んでいたのである!!


その上、とんでもないことに、ヴィジャナル王国の王子のひとりであるフミル王子に輿入れする計画までたてられていたのだ。

男が輿入れである。

前代未聞である。


計画としては、フミル王子との間にできた子が、セルーカ王国の正当なる後継者となり、

ヴィジャナル王家の親族として セルーカ王国を取り込んでいくはず・・・・・なのだが無理である。

男と男の間では子供が産めないはずだからだ。(なぜか断定を避ける!)



そういう思惑から、フミル王子の婚約相手としてふさわしい姿になってもらう必要があった。

そこで・・・最高の衣装デザイナーや 化粧の達人侍女を総動員させ・・・

エルノスティ王子(エルノステナ王女)に ありったけのドレスに おもっきり着飾らせ、

考えられる限りの化粧をほどこし、なんやかやで・・恐るべき美女がこの世に顕現したのであった!!


王女の中の王女。  美女の中の美女。 

俺は美女王になる!! 的に絶世の美女と化した究極の男の娘が完成したのであった。



「これは・・・・傾国の美女になりかねない! 危険だ!」

ヴィジャナル王家の家臣団は危惧したが、無能と誉れ高い!?フミル王子の輿入れなら、

さほどの危険もないと判断された。


・・・・・・別の意味で危険となったのだが・・・・

フミル王子は無能すぎて名誉職のみ、なんの権限も与えられてないため、

エルノスティ王子(エルノステナ王女)が嫁となっても 嫁の権限は王子と同じく無いに等しい。


とりあえず フミル王子は絶世の美女である嫁を満足させるという職に専念してもらうことにしたwww




絶世の美女化したエルノスティ王子(エルノステナ王女)もかなり、のりのりであった。

鏡を見た自分自身に見ほれたのかもしれない。

ちょっと・・・女装マニアになりかけてもいた。




「妾はエルノステナ王女じゃ~」

・・・・姉上のマネをしてみるエルノスティ王子。


だが、いつかは男だと バレてしまうであろう。

結婚生活を始めたら 間違いなくバレるはずだ!

フミル王子が無能すぎてバレない可能性もあるのだが・・・・

・・・・その可能性は低すぎる。



エルノスティ王子は そういう事態になった場合の計画を考えていた。

"" 三十六計逃げるに如かず ""

ただ闇雲に逃げるのみ! 我ながらすばらしい計画である!!


バレるその日まで フミル王子の婚約者という待遇を利用し、

あらゆる男たちと話愛ハナシアイ(篭絡)させ 絶世の美女力をつかい、

セルーカ王国の復興を働きかけるつもりであった。

( 平和的に国を復興させるというエルノスティ王子の計画である )



ここで 歴史に残るエルノスティ王子(エルノステナ王女)の傾国物語が、大河ドラマのように・・・・・

・・・・・始まらなかった!!!

世の中はそんなにうまくいかないのである。






バレたのである。

予想よりも かなりはやく・・・


輿入れする前にバレたのである。


---------------------------------------





エルノスティ王子(エルノステナ王女)は かなり周囲を警戒しながら、露天風呂に入浴してたのだが・・・

その日は油断をしてしまった。   

見られてしまったのである。

こともあろうに覗き見する不埒な奴に・・・


婚約予定のフミル王子、その人である。



「えっへへへへ  あ、あれが 麿マロの嫁になる娘なのか  でっへへへへ」

太った体で、無理やり露天風呂の影から覗き見する王子。

すこし切なさを 醸し出していたりする。


すばり言うと、この王子はスケベである。 あげくに覗き見をするような奴である。

ヴィジャナル王族の中で 無能の名をほしいままにするほどの無能な男であった。



え~と  あれ! おかしいなぁ。 

女の体ってあんなんだっけ!?


すこし悩む王子・・・・

麿マロと同じものが・・・・・ついている。


「・・・・・・・」

ということは!!!


「うぎゃぁぁぁぁぁ」


まてよ・・・・ 違う! 違う!

これは夢だ! いや湯煙で幻想が見えたのだ。

より接近して 確かめるしかない。



物陰に隠れていたフミル王子は、太った体で運動神経が鈍いはずなのだが、

ここで火事場のバカ力的力を発揮し、露天風呂の空中へとジャンプ!

一回転しながら、体をひねりつつ、湯舟へと見事に着地。


ジャポ―――――――――――ン

水しぶきが湯舟に上がる!!!


将来の嫁になる人物のすぐ前に 片手を上げキメ顔で仁王立ちした。

フミル王子、湯船に立つ!!



なにか決めポーズすることを忘れていないフミル王子であった。


「 !!! 」


その目の前には あれな姿のあれな将来の嫁が手で胸を隠し 湯舟に肩まで深くつかって

色々なところを色々と隠している。

・・・・・・完全に仕草が女性化しているエルノスティ王子(エルノステナ王女)であった。



しかし、・・・・ フミル王子は見た!


見てはならない信じられないものを・・・・見た!

間違いない麿マロと同じものが・・・ついてる!

どうして!?ついてるのだ。


いや まてよ! 湯舟の反射と波で 幻想を見ているのかも! よく見ないといけない!!



「おい  それは・・・・とにかく 全身を見せろ!」

実に変態発言をする王子は、

胸を隠し湯船の中で縮こまり隠すとこは隠している美女(エルノスティ王子)に迫る。


「それは王子命令ですか」

見た目の美女は、フミル王子を 鋭い目つきで睨み問い返す。


「・・・・・・・・」


顔色が変わっていくフミル王子。

徐々に怒りが込みだしてきた。

この女(男!?)の 王子に対する態度が気に入らない!!

麿マロをバカにしている目つき、態度!!

許せん! 許せん!!


 もはや我慢の限界か!!


「ええ~い  もういい お前は男だろ!! どういうことだ~~ 見せないか!!」

ついに怒りを爆発し、美女の長い銀髪をつかみ 引きづりだす。

あたふたする美女のエルノスティ王子(念のため男です)



ついに湯船から 無理やり引きづりだされ美女の全身があらわとなり フミル王子は完全に真実を見た。

信じたくなかった真実が明らかに・・・


男である。間違いなく男である。  顔は美女だが・・・・

だが、フミル王子に 2XX目の趣味はない!!!


「これは どういうことだ! 男を嫁にしろってことか!!!  馬鹿にしてるのか!!」

もはや 言い表せないほどのわだかまりが、湧き出してくる。


いままで つぎつぎと婚約が破綻し続けてきた。

やっと、まともに婚約できる。  それも絶世の美女と!!

・・・・・と思ったら男だと!!!


フミル王子の目に涙がこぼれ、ついに泣き出した。


その太った体をゆらしてフミル王子は、腰につるした鞘から剣を抜き、

美女のエルノスティ王子に斬りかかったのである。


「おらららららぁぁぁぁ」

フミル王子の悲しみまみれた叫び声が露天風呂にこだまする。


無抵抗主義を掲げる美女のエルノスティ王子にとって、戦うことは許されない!

唯一できることは・・・ 身体強化魔法で、剣の攻撃を耐えるのみ。


エルノスティ王子は、目をつむり 両手を合わせ祈りポーズをとるとともに 

身体強化魔法を詠唱した。



目をつむったエルノスティ王子には、何がおきているか分からない・・・


カー―ン!!

剣が何か固いものに跳ね返された音がした。


バッキ!

剣が折れた音がした。


「ばゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

男の叫び声がした。



そして エルノスティ王子が再び ゆっくりと目をあけると、 

折れた剣がフミル王子の首に刺さり、

そこから 噴水のように赤い血が天に向かって噴き出し

露天風呂を赤く染めていた。


完全な自爆である。 

ちょっとかわいそうなフミル王子。



おそらく・・・・

エルノスティ王子の身体にめがけて、フミル王子は怒りのこもった剣を振り下ろしたのだろう!!

  ・・・・そして、身体を切り裂き悲惨な末路を遂げるエルノスティ王子のはずだった。

そのはずだったのだ!

フミル王子もそう考えたはずだった。


しかし、エルノスティ王子はわが身を守るため身体強化魔法を唱えた。

王子の身体強化魔法は ただの身体強化魔法ではない。  

よりパワーアップしてるのだ。

エルノスティ王子の身体は 魔法によって鉄のように硬くなり、逆に剣が粉砕されてしまったのである。



その上、運が悪いことに、粉砕され折れた剣先が くるくると宙を舞い、

そして、フミル王子の首に刺さってしまった。


フミル王子は何が起きたか分からない。

分かることは、もはや立つことはできず、座り込んでしまうことだった。


首から噴出する赤い血がまき散らされ絶世の美女のエルノスティ王子の全身は赤く染まってしまった。


ある種の神秘を感じさせる姿である。


「きれい!  赤い血ってきれい」

そして なんともいえない鉄分のにおい。

癖になるにおいだ!


赤い血が霧のように露天風呂全体を覆い、そこに光がさし 美しい虹ができている。

じつに赤く染まった神秘の虹であった。


「血虹  これは・・・神の御神託に違いない!」


この時 エルノスティ王子は極限に晒された危機により 

湯舟の音を 神からの声だと思い込んでしまった。


    "  虹は平和への架け橋 "


平和を達成するには 血虹が必要という神の信託を得た瞬間であった。

エルノスティ王子は悟りを開いたのである。

(サイコパス化した瞬間だったのかも!?)



完全な思い込みだけの悟りであるww  

危機的状況においこまれ奇跡を体験したエルノスティ王子は、あらたなる至高(思考)に目覚めたのであった。




そして、真の平和を達成するためエルノスティ王子は新たなる戦いに身を投じるのである。

それは 血虹の渇望であった。


 


この騒ぎを聞きつけ ヴィジャナル王国兵士たちは、露天風呂にかけつけるのだが、

そこには、首から血をふきだすフミル王子と

素っ裸の絶世の美女・・・・・ではなく男!?    

・・・・・を見た!!


兵士たちは、何がおこっているのかを理解できなく一瞬、時間が停止してしまったのである。


そんな兵士たちの一瞬の間を利用し、エルノスティ王子は、怪力魔法を発動!

硬直する兵士たちを薙ぎ払い、露天風呂から逃走するのであった。



そして王宮中を 全裸のまま、あっちこっちを逃げてるうちに、仮想大会の衣裳部屋に逃げ込んだ。

そこで たまたま置いてあったパンダの着ぐるみを装着し、とりあえず全裸姿からの脱却に成功!!!


その後 パンダの可愛さで兵士たちの目をごまかしつつ、城外へと脱出したのであった。




剣が首にささったフミル王子は一命を取り止め( エリクサーやら強力なヒール魔法がある世界ですからね! ) 

ヴィジャナル王国本土へともどるのだが、

おそらく一生、フミル王子は心の傷を負ったのかもしれない。

「こんな絶世の美女が 女性であるはずはない! 絶対に男だ」

こんなことを口ずさみ、この世に存在する絶世の美女は全て男に違いないと思いつづけたのであった。



そして フミル王子は考えた。  

はたして この世に男以外の絶世の美女は存在するのか!?

王子は東の果てにあるという絶世の美女の国カンダハールに

本物の女性である絶世の美女を求めてひとり、旅発つのであった。

 

これが後の世に語られる" 勇者フミルの東遊記物語!! "



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王女と偽り!? フミル王子に接近、暗殺を企てた主犯はエルノスティ王子だと判明するのに

かなりの時間が かかったということである。


その間、パンダと化したエルノスティ王子は、魔道チェーンソーを手に入れ、

各地でヴィジャナル王国兵士を次々と襲撃し神への生贄としていくのであった。


チェーンソーで切り刻み血しぶきで作られる血虹。  

これこそ神の望む美しきありのままの姿。


俺は真の平和を実現するために血虹をつくりつづける!!!



・・・・・・彼を改心させ、再び優しいエルノスティ王子に戻すことはできるのだろうか!?








--------------------  To Be Continued ヾ(^Д^ヾ) 傾国のパンダ(男の娘)・エルノスティ王女



------ 勇者フミルの東遊記 ------


フミル王子に襲いかかる本末転倒、艱難辛苦の才色兼備の冒険アドベンチャー

今! 血沸き肉躍る疾風怒濤の美女探索が始まる。

目指すは 絶世の美女がいるという伝説の国カンダハール。

それは、はたして存在するのか!? はたまた、幻なのか!?


所詮は女の絶世美女など伝説に過ぎず、男の娘しか許されない世界だったのか!?

本当の真実を知るためフミル王子は東へとむかう!!




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