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  作者: 七瀬 ゆきと
1/1

1人

また会いたい。

あの時に戻りたい。

そう思うたびに胸が痛くなる。


電話の着信音が、ぴろろんと部屋に鳴り響く。

着信画面を見ると親戚からだった。

あぁ、そうだ、今日か、



俺は初めて「死にたい」と、心の底からそう思った。







そう、昨日俺は大切な家族を亡くした。

父さん、母さん、姉貴。

みんなで出かけていた時だった、前から大型トッラクがつっつこんで来た。

今でも忘れられない。

そして、俺だけが生き残ってしまった。

「はは、一人か。」

賑やかで煩くて、でも、なぜか温もりを感じていた。

そんな、温かかった家はとっくに冷め切っていた。

一人だとこんなに静かなんだ、

そして今後どうするべきなのか本気で考えた。だけど俺には、もう何も残っていない。

あぁ、どうすればいいんだ、このまま死んでしまおうか。


そう覚悟をしていた時だった。



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