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学校の外に出ると、そのまま山に入った。
登っていくと、前に太った男性がいるのが見えた。
山狩りの一員なのだろう。
私は身をかがめて、男性に見つからないように移動した。
しばらく歩くと、今度は警察官の姿が視界に入った。
私はできるだけ身を伏せ、警察官の背中を見ながらその場を後にした。
その後は誰にも会わなかった。
そのまま歩き続け、そして立ち止まった。
――ここだわ。
絶対的な確信の中待っていると、黒いスーツの青白い男が現れた。
何故だかわからないが、私に恐怖心というものは一切なかった。
男は近づいてきて、私の首にキスをした。
その瞬間、私は意識を失った。
気がつくと、私は大きな木の根元に座っていた。
私は立ち上がり、当てもなく歩き出した。
重い。頭がやけに重かった。
何も考えずに考えられずにただただ歩いていると、目の前に遊歩道が現れた。
そこだけ周りと比べて、やけに明るい。
それを見た私の意識が、ようやく正常な状態になった。




