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村人の成り上がり英雄譚  作者: ポテサラ
12/21

新たな仲間

リクとアリサはシイの家にいた。目の前にはシイの親がいる。

「シイは俺が連れて行く。お前たちの娘を貰うぞ。」

リクは親にそう言った。

「何言ってるの!ちゃんと言いなさいよ。」

アリサがリクを叩いた。

「すみません、シイちゃんの件ですが、リク君も承諾しまして、一緒に連れていくことになりました。」

アリサが改めて言い直した。

「娘を貰うぞ。」

リクが横から口をはさんだ。

「リク君は少し黙っていようか。」

アリサがそろそろ本気で怒りそうなので、リクは黙った。

「それはよかった。リク様とアリサ様でしたら安心です。どうかお願い致します。」

アリサとリクは挨拶を終えると、

「アリサは先に戻ていてくれ。」

「リク君は?」

「少し話していくよ。」

リクだけ残りアリサは戻って行った。

「シイは俺に決闘を挑んできたぞ。そして勝ち取った。お前たちの娘は立派だ。親として胸を張って門出を祝ってやれ。シイにとってお前たちはもう一つの家族だ。親として、ちゃんと向かいやってやれ。」

リクはそれだけ言うと出て行った。シイの親二人は出ていくリクに静かに頭を下げていた。次の日、リクとアリサのもとへシイが来た。シイの目は赤くなっていた。

「シイちゃんどうしたの?」

アリサが心配そうに聞く。

「何でもないよ。お義父さんと、お義母さんとお話してきただけだよ。今日からお姉ちゃんとお兄ちゃんと一緒にいていい?」

シイは目をこするとそういった。

「かまわない。明日には出ていく予定だからな。準備はできてるか?」

リクは何もなぜかと問うこともなく言った。

「うん、準備できてる。」

「じゃあ、今日は一緒に行動しろ。今日の夜今後について話し合う。」

リクは今日の予定を話した。

「お兄ちゃん、お姉ちゃん。『シイ=アマリス』です。これからよろしくお願いします。」

シイは笑顔で挨拶をした。

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