プロローグ
──── 漆黒の闇
──── 降りしきる雨
──── 赤い少女
憎い。このゆがんだ世界が。
憎い。秩序が。
憎い。こんなことになる運命が。
憎い。憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ……
「……な……でぇ!」
それが、彼女の最期の言葉だった。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
僕は、泣いた。泣き叫んだ。彼女の死を、嘆いて。
……強くなる。もう二度と、こんな思いをしないように。誰にも負けないように。この歪んだ世界を、秩序を、運命を、壊すために。
僕の眼にはもう、涙は浮かんでいなかった。だが、その瞳には……絶望という名の、深い闇が映し出されていた。
それから、10年が経ったある日、その歯車が再び動き出す……
始めて書いた作品です。
学校とかの関係で更新は遅くなるかもしれませんが、できるだけ早くアップできるように努力します。
もしよかったら、コメント(アドバイス)をくれると嬉しいです