表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

白と黒の交差点

暇潰しの独り語り、はじまりはじまり。

正義と悪は表裏一体―――そんな話を聞いたことがあるような気がする。英雄と殺人鬼が良い例だ。英雄はたくさんの人から敬われて、憧れの対象だけど逆に殺人鬼はたくさんの人から鬱陶しがらて、畏怖の対象になっている。結局のところ周りにどう思われるかなんだと思う。僕が道端で婦女暴行の現場を見つけて暴力で解決しようとする。女の子から見たら…いや、周りから見ても僕はきっと正義の英雄に見えるだろう。でも、殴った奴がもし、警察官だったら?婦女暴行ではなく、女の子が万引きをして逃げようと暴れたから仕方なく押さえつけていただけのなんの罪もない警察官だったら?正義の英雄だと思われた僕の行為は、もれなく犯罪者を擁護する悪者のそれだ。正義である警察官と悪者である女の子、そして偽善の一般人である僕。あまりにも滑稽な光景。正義を自分の正義により圧倒し悪者を助ける失笑ものの喜劇。この話で僕が語るべき教訓は「人間の敵は正義であって、悪ではない」と言うこと。だってそうでしょう?正義ほど邪魔な障害はないんだから。

正義と悪について五分考えてみてください。めんどくさかったら別にしなくてもいいけどね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ