表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

41/41

エピローグ ペンギンとは人に鳥と書くと見つけたなり


 魅惑のご褒美タイム。

 人生最高の一夜を終えて、琥珀達は再びダンジョンを探索することになった。


「今回の冒険は前回の続きから。つまり、第二階層からの攻略になります」


 シャーロットが一同を見回して、ゆっくりと語る。


「最近では、何故かダンジョンの各階層に本来よりも強い魔物が出現しています。先日のワームも同じです。皆さん、くれぐれも注意してまいりましょう!」


「ああ、私達ならば必ずできる! みんなで元の世界に帰ろう!」


 揚羽が引き継いで、力強く宣言をした。


「ん、がんばる。アンバーも」


「キュイキュイ」


 ヘリヤに手を握られて、琥珀はしっかりと頷いた。

 彼女達の顔を見ると昨晩の出来事が蘇ってきて、鼻血が出てきそうになってしまうが……どうにか堪えながら、決意を固める。


「キュイ!」


(ヘリヤさんは僕が守る! 他のみんなもだ!)


 ヘリヤも。

 揚羽も甘井も。

 付き合いの浅いシャーロットも。

 日本にいた頃に自分を苛めていた柊木でさえ。

 今の琥珀にとっては、守るべき対象となっていた。


(引きこもりの時間は終わった。これから、どんな試練が待ち受けていたとしても僕は絶対に逃げないぞ!)


 琥珀はもう引きこもりのニートではない。

 召喚獣のペンギンであり、氷のフェニックスなのだ。

 何度、破れることがあっても必ず蘇る。蘇って、彼女達を守ってみせる。


 ダンジョンの魔物が相手でも。

 イジメっこ達の悪意が相手でも。

 国を巻き込むような陰謀が相手でも。


 君を守る。

 だって……おっぱいが柔らかかったから。


「いこ、アンバー」


「キュウ!」


 琥珀はヘリヤの手を握りしめて、ダンジョンへと入っていった。


 それから先も、琥珀には多くの苦難と試練とご褒美が訪れた。

 五人の美女と美少女に可愛がられたり、かつて自分を苛めていたクラスメイトと相対したり。

 クラスメイトの女子が抱えている問題に首を突っ込んだり。


 琥珀こと召喚獣アンバーの戦いは、それから先も続いていくのであった。




おわり


これにて物語完結となります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


よろしければ感想の投稿、☆☆☆☆☆から評価をお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 第一部完とかないから打ち切りですか……? 琥珀たちの活躍もう少し見たかった……
[気になる点] 打ち切りには惜しい…惜しすぎます
[一言] 完結お疲れ様でした。 打ち切りEND感?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ