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はぐれ転生者で異世界活動  作者: 双葉きずな
第一章『異世界からの来訪者』
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第一章1『エリクト王国』

異世界に転生され、召喚された少年ヒロアキは途方に暮れていた。



「――これは、つまりアレか異世界に召喚された。ということらしい」


ヒロアキの目の前には元の世界にいた人間とは違う見た目や格好をした人々がいた。


青髪や金髪、ローブや鎧を身に纏っている人。中には漫画や小説にしか見たことがない、尻尾の生えた獣人や妖精がお店で果物を買っているのが見えた。



「俺の住んでいた場所と同じで色んな人がいるんだな」



使用している通貨も違っていた。頭に猫の耳がついている者や亜人、リザードマン。中には変わらない見た目の人間もいて、

それぞれが助け合い共存している世界のようだった。



「どこかの王国みたいだけど、ここがどういった場所なのか知る必要があるな」



誰が何のために何の目的で自分を召喚したのか、元にいた世界に帰る方法もわからない。



ヒロアキは右も左も分からず目の前にうつったものを観察するように

ただ、建物やそこにいる人々を見ながら通路を歩いていると、

鎧を着た人とドワーフ族の男が喫茶店で話しをしているのが聞こえる。



「近頃『エリクト王国』にも物騒な事件が多いから夜遅い時間に出歩くのは避けた方がいいかもなあ」



「そうだな。それに国王の娘も性格が酷いって噂らしい」



――聞こえた会話によるとここは、『エリクト王国』って名前の場所でさまざまな種族の者が住んでいる場所のようだ。



元にいた世界では学校に行って授業を受けたり、帰宅してから友達とゲームをしたりして楽しかった。お腹が空いたら両親が用意してくれた夕飯を食べて、お風呂に入って。ふかふかの布団寝て、また学校へ。



そんな楽しい生活の繰り返しが、あたりまえに続いていく。――と、

そう思っていた。



「本当にこれからどうやって生きていけばいい?」



ゲームの舞台によくあるファンタジーみたいな場所へ来てしまった。

そうなってしまったのだから項垂れたり、考えていても仕方がない

これはゲームじゃない、現実に起こってしまったことだ。



「しっかりしろ俺。これはゲームじゃないんだ、現実を受け入れて切り替えていくしかないんだ」



まずは、この世界について情報を得るため

大勢の人が集まる冒険者ギルドへ足を進めた

普段は仕事で働いているため

投稿が遅れてしまう事があります。

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