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いきなり人間が化け物になり始めたので、生き延びるためにあれこれ奮闘しようと思います  作者: よぎそーと
1章1節 選ばれても導かれてもいない、ただ逃げて集まっただけの者達

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7回目 化け物の落とし物、それで手に入れる能力強化

 何があるか分からないなら、不用意に手を出さない。

 身の安全を確保するときの鉄則だ。

 落ちてるものも、気になる何かがあっても。

 それらを手にしたり目にしたら、何が起こるかわからないのだから。

 君子、危うきに近寄らず、である。



 しかし、今は何もかもが不明な状態だ。

 何かしら調べておく必要もある。

 何かあるのなら回収しておいた方がよい。

 後でしかるべき所にあずけて調査してもらう事もありえるのだから。



 というまともな理由もあるのだが。

 玉を手に取った一番の理由は好奇心だった。

 考え無しともいう。

 タクマは何も考えずに落ちてるものを拾った。



 その瞬間。

 頭の中に様々な情報が浮かんできた。



 それはまさに浮かんでくるようだった。

 見聞きして外部から情報を手に入れるのではない。

 頭の中に次々と浮かび上がってくるような。

 タクマが全く知りもしなかった事がだ。



 目の前にあらわれた化け物のこと。

 それらの特徴。

 強みや急所。

 それらが瞬時に頭に浮かんできた。



 また、落ちていた玉の事も。

 それがなんであり、どういう効能があるのか。

 それらがはっきりと分かっていく。



 今まさに情報が頭の中に浮かんでいるこの状態。

 それすらも玉がもたらしているという事も。

 瞬時に理解出来ていく。



 それはほんの一瞬の事だった。

 だが、記憶にははっきりと残ってる。

 手にしたものがなんであるのかという情報が。

 何よりも、手にしてるもので何が出来るのかという事が。

 タクマにとっては後者の方が大事だった。



 玉は気の塊である。

 霊魂が物質化したものとも言える。

 それを用いる事で、能力を強化する事が出来る。

 その強化によって様々な事が出来るようになる。



 今、タクマが玉について知ったのもその一つだ。

 玉から流れ込んでくる気。

 霊的な力であるそれは、

「知りたい」

というタクマの思いに応じた。

 だからその時思い浮かべていた玉についての知識や情報が流れこんできた。



 それは外部からもたらされたものではない。

 タクマの能力、智慧や思慮というものを強化した結果だ。

 周囲の事を探知する直観や共感といった能力も用いていた。



 それらを明確に区別するのは難しい。

 どれもタクマの精神的な能力の一部分である。

 けど、根底では一つにつながってるのだから。

 ただ、あえて言うならば、複数の能力を複合して使ってるという事になる。



 そういった能力を一時的に強化して用いた。

 その結果として、玉についての情報が得られた。

 サイコメトリーという超能力に近いかもしれない。

 触れてる対象に込められた記憶を読むという能力だ。

 タクマが無意識に行ったのはそういう事だった。



 玉に籠もってる霊魂の力。

 それは人間の能力を格段に強化する。

 超能力と言える程に。

 また、身体能力や知覚能力なども強化する。



「すげえな、これ……」

 あまりの万能性に驚くやら呆れるやら。

 これを手に入れる事が出来たのは幸いだといえた。

 ただ、欠点というか、弱点というか。

 やはり完璧とはいえない部分もある。



 玉に込められてる霊魂の力。

 霊気と呼ぶべきそれは、量が限られている。

 当たり前だが、使えば使っただけ消耗する。

 そして、回復は出来ない。

 使い切りの使い捨て。

 それが玉の限界だった。



 使える量というか回数もそれほど多くは無い。

 込められてる力を一気に使えば、それで無くなってしまう。

 なので、延々と使い続ける事は出来ない。

 それでも、得られる効果は大きいが。



 一時的であっても、化け物と戦えるだけの力は得られる。

 それは確かだった。

 そして、その化け物はそこらにいる。

(なら……)

 やるしかない。



 玉を得るために。

 身の安全を確保するために。

 化け物は倒すしかない。

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おまえら、教えやがれ
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http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/479725667.html

『ピクシブのブースを使ってるので、その事を伝えておかねば』
http://rnowhj2anwpq4wa.seesaa.net/article/477601321.html

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